トップ3を女性アーティストが独占 2020年ベストアルバム「トップ10」を米紙が選出

2020年12月10日 17時13分

 コロナ禍の1年だった2020年のベストアルバム「トップ10」を米紙ロサンゼルス・タイムズが選出。1位は6週連続でビルボード総合アルバムチャート首位を記録したテイラー・スウィフトの「フォークロア」だった。

 同アルバムは7月にサプライズリリースされ、同チャートの6週連続1位は今年の最長記録となった。

「トップ10」2位に選ばれたのは米シンガー・ソングライター、フィオナ・アップルの8年ぶりのアルバム「フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ」。今回はパーカッションの効いたジャジーでポップな仕上がりとなっており、米音楽専門サイト「ピッチフォーク」は10点満点の評価。フィオナは1996年、17歳の時にアルバム「タイダル」で衝撃デビューし、98年にはシングル「クリミナル」でグラミー賞を受賞した。

 3位はカントリーミュージックの女性3人組ユニット、ディクシー・チックス改めザ・チックスの「ガスライター」。こちらも14年ぶりという長いブランクを経た、ファン待望の新アルバムだ。

 06年の前作「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」は世界的大ヒットを記録。グラミー賞の最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞の主要部門を独占するなど5部門を獲得した。今回の作品も3人のパワフルで明るい歌声であふれている。

 4位は米ベーシストで歌手のサンダーキャットによる「イット・イズ・ホワット・イット・イズ」。同アルバムは2年前、26歳の若さで亡くなった親友でラッパーのマック・ミラーに捧げた作品。不思議なヒーリングの世界観を表現している。

 5位は今週600曲以上という全楽曲の所有権を売却したことで話題を集めたボブ・ディランの「ラフ&ロウディ・ウェイズ」。同アルバムに収録された「最も卑劣な殺人(Murder Most Foul)」は、ケネディ大統領暗殺を歌った楽曲で、なんと17分間にも及ぶ大叙情詩。この曲にはフィオナ・アップルがピアノで参加している。

 6位はビルボード1位を記録したアリアナ・グランデの「ポジションズ」。7位は米シンガー・ソングライター、モージズ・サムニーのセカンドアルバム「グラエ」。以下、8位は米ロックバンド、ザ・ストロークスの「ザ・ニュー・アブノーマル」、9位は米シンガー・ソングライター、カリ・ウチスの「シン・ミエド」、10位には米ラッパー、ミーガン・ジー・スタリオンの「グッド・ニュース」が続いた。