「トワイライト」シリーズの英俳優ロバート・パティンソン(34)が主役を務めることで注目のバットマン映画最新作「ザ・バットマン」の撮影が今週、一時中断したことが判明した。パティンソンが新型コロナウイルスに感染したためと米メディアが報じている。

 全ての製作現場同様、コロナ禍の影響で3月以来中断していた同作の撮影は、数日前にロンドン郊外で再開したばかりだった。

 米誌「ヴァニティ・フェア」(電子版)によると、製作のワーナー・ブラザーズは「『ザ・バットマン』の製作関係者が新型ウイルスの検査で陽性だったため、ガイドラインに沿って隔離した。撮影は一時中断する」と発表。ただ、感染者については個人情報だとして公表しなかった。

 だが、ヴァニティ・フェア誌は信頼できる情報筋の話として「陽性だったのはパティンソン」と伝えた。パティンソンの広報担当者は同誌にコメントしていない。

 来年公開予定の「ザ・バットマン」はマット・リーヴス「猿の惑星」のマット・リーヴス監督が手がける。

 本作でバットマンは凄惨な連続殺人事件を追い、その中で、後に〝キャットウーマン〟になるセリーナ・カイル(ゾーイ・クラヴィッツ)やポール・ダノ演じるスーパーヴィラン、リドラーとの絡みが見せ場となる。クライマックスは〝ペンギン〟の異名を持つコリン・ファレル演じる地下組織のドンとの死闘だ。

「ザ・バットマン」は3月に撮影が中断するまで数週間にわたるロケが進められていた。本来は来年6月25日封切り予定だったが、コロナ禍で同10月1日に延期された。予告編は先週、ユーチューブで公開された。