〝純一ショック〟に続いて…沖縄米軍基地でクラスター発生 県民激怒

2020年07月13日 11時00分

石田純一

〝純一ショック〟からようやく復活したのに…。

沖縄県の米軍関係者の間で新型コロナウイルス感染者が増えている問題で、軍関係者を隔離するホテルの周辺住民に不安が広がっている。沖縄県は12日、浦添市の米軍牧港補給地区で、新たに1人の感染が確認されたと発表。7日以降に感染が確認された県内の米軍関係者が計62人になった。

 在日米海兵隊は11日、フェイスブックで、沖縄の海兵隊内2か所で集団感染があったことを確認し、全感染者を隔離していると公表。普天間とハンセンの両基地では、司令官が「準待機措置」を発令し「基地への入構と運用は限られた人員のみに制限される」と説明している。

 米国独立記念日の今月4日前後には、基地外のビーチや飲食店で軍関係者が集まるパーティーを開催。県によると、10日までに10人以上の感染者が出ていたという。

 沖縄では玉城デニー知事が来県自粛を呼び掛ける中、4月10日に俳優・石田純一(66)が那覇市内にオープンした冷麺店の視察という理由で現地を訪れ、ゴルフのプレー中に体調を崩し、帰京後の同月15日にコロナ感染を公表。以降、都道府県をまたぐ移動制限が解除された後も、旅行者も受け入れる側も感染予防を徹底してきた。

 それだけに、沖縄在住の40代男性は「日本人はマジメに感染予防している。米軍関係者によって沖縄全体にウイルスをまき散らされたらたまったものじゃない」と憤る。別の30代男性も「石田純一さんの件で県全体がピリピリしていた。ようやく元に戻ったのに…」と嘆く。

 米海兵隊は、感染予防対策として、北谷町内のホテルを借り上げ「人事異動者ら」を対象に隔離措置を実施。これは北谷町が9日に発表したが、人数や隔離実施期間などは報告されていない。

 近隣住民によれば、同町の高級ホテルには「団体による貸し切り営業」と張り紙があるという。同ホテルを隔離施設として使用するとの情報は近隣住民には知らされておらず、町には苦情電話が殺到したが、ホテル名は公表できないという。
 ホテルの近くに住む40代の女性は「感染拡大が不安。沖縄では昔からの地位協定の問題もあって、米軍から情報が公開してもらえない。高級ホテルというのもひっかかる。東京の感染者はアパホテルとか、ビジネスホテルでしたよね?」と不安な声を上げている。