お笑いコンビ「キングコング」西野亮廣(39)が11日、自身のブログで「ネット炎上の正しい消火方法」を紹介した。

 最近では、新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活で、ストレスがたまりがちとも指摘される。自ら炎上体験がある西野は「人々の中にジワジワと蓄積されたストレスの矛先になる場合もあり、それは決して他人事などではなく、次に燃えるのは貴方かもしれません」と注意を呼び掛けた。

 SNSを利用している以上、炎上リスクは誰にもあるが「今回は日本で最も炎上を経験した男、キングコング西野が『ネット炎上の正しい消化方法』について、お話しします」として注意すべき2点を挙げた。

 1つ目は「(1)慌てない」というもの。「とにもかくにも、まずは『慌てない』ということが大切です。消化を急いだ方がいいのは勿論ですが、消化方法を誤ると、炎は更に拡がります。まずは、大きく深呼吸をして気持ちを整えてから、次の行動に移ってください」。つまりパニックになって火消しをしようとすると、事態を悪化させかねないというわけだ。

 次に挙げたのは「(2)燃やし尽くす」だ。「ぶっちゃけ、これが結論です。山火事から身を守る方法は一つ、『炎が迫ってくる前に、近隣の木々を燃やす』です。燃えきった木はもう燃えません。貴方の友人が炎上していたら、誰よりも早く、そして誰よりも強い炎で、友人を燃やしましょう」。他人が攻撃する前に燃やし尽くしてしまうという方法だ。

 注意点として「この時、他の人達が燃やす気が失せるぐらい、徹底的に燃やし尽くすことをオススメします。手加減は必要ありません。世間が友人に対して抱いている違和感を全て言語化し、こんがりと丁寧に焼いてください。すると、『これ以上、火を付けるのは野暮だ』という風が吹きます。これを私共の業界では『野暮風(やぼかぜ)』と呼びますが、野暮風さえ吹けば、鎮火は時間の問題です」。自分が炎上したら、友人に協力を求めて「野暮風」を起こすまで燃やしてもらえばよいということだろう。

「野暮風後に火をつけようとする人がいたら、今度は、その人が『いつまでやってんだよ。メンヘラかよ』と燃えます。とにかく貴方がやることは、『野暮風が吹くまで、スピーディーに、こんがりと丁寧に焼きあげる』です」。とはいえ、かなりの覚悟とテクニックが必要そうではある。