元大阪市長の橋下徹氏(50)が、18日放送の毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(午後11時56分=関西ローカル)に出演する。

 新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる日本スポーツ界について、白熱の議論を交わした先週に続くゲスト出演第2弾。今週は度重なる体罰&パワハラ問題やスポーツ指導のあり方をテーマに激論を繰り広げた。

 橋下氏は市長時代、大阪府立の学校に対して運動会の組み体操を原則禁止することを検討。その後、吉村洋文市長(現大阪府知事)がピラミッドを3段までとした。時短や順位をつけない徒競走など、様変わりする運動会について橋下氏は「みんなで困難に打ち勝ちながら成し遂げた達成感が得られるということで、全国的に組み体操のピラミッドがはやったんです」と当時を振り返り、「でも、とにかく(ピラミッドやタワーを)高くすればいいとなって、事故が多発した」と危険な組み体操を原則禁止するよう働きかけた経緯を説明した。

 一方で、7人の子を持つ橋下氏は、父親として子供の組み体操を見る機会があったといい「自分の子供の組み体操を見たときは感動したね」とコメント。スタジオが笑いに包まれるなか、レギュラー出演するナジャ・グランディーバ(45)から「感動するのは一番上の子供の親だけじゃないの?」と聞かれると「息子は中間くらいにいて、娘は一番下だった。下があっての上なんですよ!」。それでも「事故のことを考えれば、危険な組み体操はやめなきゃいけないし、指導方法を持った人間じゃないと指導できない」と語った。