「第34回日本ゴールドディスク大賞」が26日発表され、アーティスト・オブ・ザ・イヤーの邦楽部門でジャニーズの人気グループ「嵐」が3年ぶり6度目の受賞を果たした。同賞は、対象期間中のCD、音楽ビデオ、有料音楽配信などの正味売上金額合計が最も多いアーティストに授与されるもの。

「嵐」のデビュー20周年を記念して発売されたオールタイム・ベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999―2019」がアルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽)、ベスト5アルバム(邦楽)を、20周年ビデオクリップ集「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999―2019」がベスト・ミュージック・ビデオ(邦楽)を受賞し、4冠獲得となった。

「嵐」は「2019年は僕たち嵐にとって、“デビュー20周年”というアニバーサリーイヤーでした。いつも応援してくださる嵐ファンのみなさま、そして何より作品を手にとってくださったみなさまのおかげで、グループとして節目を迎えた年に、このような素晴らしい賞を頂くことができましたことを大変光栄に思います。ありがとうございました。さらに、より良い音楽、そしてエンターテインメントをお届けできるよう、嵐そしてスタッフ一同、2020年を精一杯駆け抜けてまいりたいと思います」とコメントした。

 アーティスト・オブ・ザ・イヤーの洋楽部門はクイーンが2年連続3度目の受賞となった。

 ロジャー・テイラーは「今年もまたこの賞を受賞することができ、非常に光栄です。日本のみなさんの長年にわたるサポート、そしてクイーンの音楽をずっと愛してくれていることに、心から感謝しています。先日のJAPAN TOURでも、素晴らしい時間をみなさんと共有でき、それは私たちにとっても間違いなく、とてもスペシャルな体験でした。ぜひまた近いうちにお会いしましょう」とのコメントを発表した。

 ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽)は、アルバム「Sympa」でメジャーデビューした4人組ミクスチャーバンド「King Gnu」が受賞。

「僕たちをサポートしてくれた関係者の皆さま、ここまで共に歩んできてくれた友人、家族、そしてファンの皆さまに改めて感謝いたします」と喜びのコメントを寄せた。

 ベスト・エイジアン・アーティストには昨年に続き、韓国のアイドルグループ「BTS」(防弾少年団)が選ばれた。

 BTSは「昨年に続き、今年も2年連続『BEST ASIAN ARTIST』を受賞し、とてもうれしいです。いつでも、どこでも僕たちに多くの愛と応援をくださるARMY、本当にありがとうございます。いつもいい音楽とステージをみせられるように、そばで支えてくださるバン・シヒョクPDをはじめ、BigHitのスタッフの皆さんにも感謝の気持ちを伝えたいです」とコメントした。

 また、シングル「馬と鹿」でソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(邦楽)を受賞し、楽曲提供およびプロデュースした作品「まちがいさがし」(菅田将暉)がベスト5ソング・バイ・ダウンロードを受賞するなど、音楽シーンにおいて大きな存在感を示した米津玄師に特別賞が贈られた。

 さらにアルバム「Traveler」がベスト5アルバム(邦楽)、同アルバム収録の「Pretender」でベスト5ソング・バイ・ダウンロードを受賞した4人組バンド「Official髭男dism」にも特別賞が贈られた。

 なお、シングル・オブ・ザ・イヤーはAKB48の「サステナブル」で、10年連続受賞となった。