昨年大みそかに放送された「第70回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率(関東地区)が2日、ビデオリサーチから発表され、第1部(午後7時15分から1時間40分)は34・7%、第2部(午後9時から2時間45分)は37・3%だった。平成最後の2018年(後半41・5%)から4・2ポイントダウンし、2部制になった1989年以降で最低の数字になった。

 令和最初の紅白は特別企画コーナーで、シンガー・ソングライターの米津玄師(28)が東京オリンピック・パラリンピックの開催を控える2020年やその先の未来に向け、アスリートやそれを担う若い世代を応援する楽曲として作詞・作曲した、NHK2020ソング「カイト」を新国立競技場のピッチからの歌唱で初披露。制作風景や、メンバーと米津による貴重な対談もVTRで放送された。2年連続3回目となる大トリを務めた嵐は「嵐×紅白 スペシャルメドレー」としてデビュー曲「A・RA・SHI」と最新曲「Turning Up」を披露した。

 なお、同時間帯の民放は大みそか特番として定着した日本テレビ系「ガキの使い!大晦日年越しSP 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」が10年連続でトップ。第1部(午後6時30分から2時間30分)が16・2%、第2部(午後9時から3時間30分)が14・6%を記録した。

(数字は関東地区)