紅白でラグビー日本代表とコラボなぜユーミン 35年前の「ノーサイド」で登板に「?」

2019年12月21日 11時00分

2年連続の出場となったユーミン

 大みそかのNHK「第70回紅白歌合戦」で、ユーミンこと松任谷由実(65)が、ラグビーW杯日本代表とコラボすることになった。ラグビーをテーマにした1984年の名曲「ノーサイド」を歌うが、今年盛り上がったラグビーはわかるとしても、なぜユーミンとなったのか? 唐突感が否めないのも事実だ。NHKは当初、別の歌手とラグビーのコラボを構想していたというが…。

 音楽関係者が明かす。

「今年の紅白に、ラグビーW杯でベスト8という偉業を達成した日本代表が欠かせないというのは業界の共通認識だった。日本中の話題をさらったことから、目玉の一つ。早々にオファーを掛け、出演は内定していた。あとは誰とコラボするかだけだった」

 本番まで2週間を切った19日、ようやくユーミンと組むことが発表された。稲垣啓太、姫野和樹、中島イシレリ、田村優、田中史朗、堀江翔太ら日本代表19選手はスペシャルゲストとして登場、ユーミンは「ノーサイド」を歌う。

 ユーミンはラグビーファンで、日本代表が勝利したスコットランド戦もスタジアムで生観戦。堀江とはラジオで共演も果たした。また、35年前の名曲「ノーサイド」は、10月27日放送のNHK「サンデースポーツ2020」でラグビー日本代表の活躍を振り返るVTRのBGMとしても使われ、大きな反響を呼んだ。

 それにしても、だ。今年日本中を沸かせたラグビーW杯を連想する曲として多くの人が挙げるのは、日本代表を象徴する歌「ビクトリーロード」やドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)の主題歌「馬と鹿」(米津玄師)、日本代表が出演する大正製薬のCMソング「兵、走る」(B’z)だろう。

 またNHKラグビーW杯テーマ曲「ECHO」(Little Glee Monster)や、日本テレビ系ラグビー2019イメージソング「BRAVE」(嵐)などもある。ユーミンの「ノーサイド」と答える人は少ないだろう。

「当初、紅白の制作陣がラグビー日本代表のコラボ相手として考えていたのは、米津やB’z。実際に実現に向けて動いたが、うまくいかなかったのです」とレコード会社関係者。

 そこで白羽の矢が立ったのがユーミンだった。昨年の紅白にも7年ぶりに出場し、フィナーレではサザンオールスターズと“共演”。桑田佳祐にキスしたシーンは語り草になっており、そのおかげで平成最後の紅白は「神回」と呼ばれているほどだ。

「ユーミンには今年も出場してほしいと話をしていたところ、ラグビー日本代表のコラボ相手という“大役”が空いていたので、お願いした。やはり並大抵の歌手では務まらないから」(前同)

 ユーミンは「日本中に興奮と感動を与えてくれたラグビーW杯日本代表の方々に、ひとりのファンとして、感謝の気持ちをお伝えしたいです。当日は、日本代表の皆さん、そしてこれまで日本のラグビーを築いてきたすべてのラガーマンに届くよう、勇姿を胸に歌いたいと思っています」とのコメントを発表し、意気込んでいる。

 多くの視聴者にとっては意外なタッグ結成となったユーミンとラグビー日本代表。お茶の間に新鮮な風を吹かせられるか――。

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