「ルンルン楽しい日韓断交」嫌韓かるた巡りネットで“表現の自由論争”再燃

2019年10月28日 09時14分

「あいちトリカエナハーレ2019」で展示されたかるた(ユーチューブから)

 27日に愛知県名古屋市で開催された“日本人のため芸術祭”をめぐって、表現の自由論争がネット上で再燃した。

 この芸術祭は、ある政治団体が企画した「芸術祭 あいちトリカエナハーレ2019『表現の自由展』」。タイトルは愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」を意識したもの。同展では講演のほか、ベトナム戦争時の韓国軍兵士の蛮行を表現する「ライダイハン像」、不自由と大きく書かれたバッグ、「ルンルン楽しい日韓断交」「犯罪者はいつも朝鮮人」と書かれた「かるた100連発」などを展示した。

 あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」では慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」、昭和天皇とみられる人物を含む肖像軍が燃える映像「遠近を抱えて」などを展示。芸術なのか? 芸術作品なら許されるのか? 公金投入の是非など大きな議論を巻き起こった。

 トリカエナハーレはユーチューブで講演や展示作品を公開。サイトでは同展開催にあたり「あいちトリエンナーレ2019でも議論となった表現の自由につきまして、改めて私共から問題提起を致し皆様に考えて頂きたいと思っております」と呼びかけていた。

 開催当日は、会場に同展の中止を求める反対者が来たことなどをリアルタイムで伝えた。かるたの内容が反韓・嫌韓をあおるものでは?ということから、ネットで拡散。「表現の自由だからOK」「これもアート」「あいちトリエンナーレは良くて、こっちはダメなのか」「公金は使われていないでしょ」と擁護する声がある。

 別の意味で“芸術のメッカ”となりそうな愛知。表現の自由を認めた大村秀章愛知県知事(59)、座り込み抗議した河村たかし名古屋市長(70)は、今回の“芸術祭”をどう見るのか?