SKE48・大場美奈(30)の卒業インタビュー2回目は、4月1日~3日に行われた卒業コンサートにフォーカス。元AKBセンターの島崎遥香(28)、元SKEセンターの小畑優奈(20)も出演し、大きな話題を呼んだ卒コンの舞台裏を明かす。さらに大場はアイドルとして輝かせてくれたAKBとSKEへの熱い思いを語った。

【SKE48・大場美奈 卒業インタビュー(2)】

 ――横浜で4公演行われた卒業コンサート(1日~3日)にはAKBの元チーム4メンバーやSKEの卒業メンバーも出演した

 大場 全員が主役になれるコンサートにしたいなと思ったので、3公演の予定を4公演にしてもらいました。

 ――初日には元AKBのセンター・島崎遥香、最終日には元SKEのセンター・小畑優奈も参加した

 大場 実は昨年10月に卒業発表をする前には卒業コンサートをやることが決まっていたので、同期(AKB9期)のメンバーには「卒業コンサートをやるから来てほしい」と伝えていたんです。最初に連絡したのは、ぱるる(島崎遥香)でしたね。AKB9期で私が最後の現役メンバーだったので、このメンバーで48のステージに立つことはもうない。そういう意味で、みんな集まってくれたのかなと思いました。

 ――コンサート当日、島崎さんと話は

 大場 私が忙し過ぎて(共演場面以外は)ほとんど会えなかったんです。でも(開演前に行う)円陣のちょっと前ぐらいに、卒業祝いをぱっと届けてくれて。お手紙もついていたんです。ここまで一緒に頑張ってきたことへの思いが書かれていて「わー、うれしいな」と思いましたね。

 ――小畑優奈さんの登場にはファンも驚いていた

 大場 ゆなな(小畑)とは今でもプライベートで交流していて、名古屋でごはんとかちょくちょく行ってます。高柳明音ちゃんや松村香織ちゃんと比べるとそんなイメージがないみたいなので、皆さんビックリされたみたいです。

 ――出演依頼への小畑さんの反応は

 大場 「出てほしい」と言ったら「いいですよ、何でもやります」と。正式な出演依頼をマネジャーさんからしてもらって、その時にセットリストを渡したんですけど(卒業生が出演する楽曲が十数曲あったので)スタッフさんも「卒業生をこんなに出して大丈夫?」と心配してました。でも、みんなやったことあるし、できるでしょと。約1名、不安なメンバーがいましたけど(笑い)。ゆななも「(出演曲が多くて)ビックリしましたあ。久しぶりなので楽しみにしてます」と言ってました。卒業生はレッスン場に通うのは難しいので1日のレッスンで振り入れをして、あとはお家で覚えてきてくれました。

 ――多くのメンバーに見せ場のあった卒業コンサートは評判も良かった

 大場 やったぁ! 自分がやり残した願望をかなえるだけの卒業コンサートだったけど、それを多くの人たちが楽しんでくれたり満足してくれて本当にうれしいです。みんなと気持ちが一緒だったなと思います。

 ――卒業生としてAKBとSKEには今後はどんなグループになってほしい?

 大場 AKBはみんなの憧れのグループなんですよ。SKEも他の姉妹グループもAKBがあったからできたわけだし、どんな時もAKBには一番でいてほしいです。ライバルとかそういうことを抜きにして、憧れのグループであってほしい。そういう意味では今のAKBはいろんなことをしていてすごく楽しいなと思う。これから先も1番のグループであり続けてほしいなと思います

 ――SKEについては

 大場 SKEは私的には今、新しい形を見せてきているなと思います。今度チームSが新公演を始めるのも楽しみ。劇場公演などを大切にしていきながら、AKBとは違った形でどんどん新しいことをしていってほしい。林美澪ちゃん(13)が2作連続でシングルのセンターを務めていますけど、美澪もセンターにいる責任感が前作よりも全然あって、みんなが全力で美澪を支える形がすてきです。あとはみんなが闘争心をもう少し燃やしていけたらもっと熱いグループになれる。センターの美澪を守ろう、支えようという気持ちがあるけど、そこにもっとメラメラがあってもいい。全員が立ちたい場所に目標を持って進んでいけたらさらにグループとして活気が出ると思います。

 ――グループとしても目標があった方がいい

 大場 1月1日とかに「SKEの目標はこれです!」って発表してほしいですね。それに向かって1年頑張るとかしてほしい。「バンテリンドームでコンサートをする」でもいいし「大きいコンサートを年内に10回やる」でも何でもいいんです。目標を掲げてみんなでそれに向かっていく時のSKEはめちゃくちゃ強いと思いますよ。