指原莉乃“前言撤回”HKT新公演プロデュースを決断したワケ

2019年05月29日 17時00分

地元のファンに別れを告げた指原莉乃

 先月末にHKT48を卒業した指原莉乃(26)が28日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」を開催し、美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」を熱唱した。圧倒的知名度を誇った指原が卒業してしまい、最大のピンチを迎えたといわれるHKT。だが、指原はひと月前に本紙に話していた「卒業後はHKTには関わらない」との前言を撤回し、今後も“プロデューサー”として手腕を発揮するという。突然の心変わりの理由とは――。

 11年間のアイドル人生に別れを告げた指原が、HKTのお膝元・福岡に帰ってきた。地元ファンへの感謝の意味を込めて開催された同イベント。冒頭MCで、HKTチームHキャプテンの松岡菜摘(22)から卒業後の生活を聞かれると、指原は「卒業して休みが増えて、みんなの情報にすごく敏感になっちゃった。ツイッターとか見て『みんなこんなことやってんだな、楽しくやってんじゃん』って思ったりして」と、後輩が気になって仕方ないようだ。

 2008年にAKBの5期生として劇場公演デビュー。12年6月にHKTへ移籍。13年「AKB選抜総選挙」で初の1位に輝き、15~17年には前人未到の3連覇を達成。通算で史上最多4度の女王に輝いた。

 アンコールでは、秋元康総合プロデューサーが作詞した「川の流れのように」を熱唱。秋元氏からのリクエストだったといい、ひばりさんを思わせる真っ赤なドレス姿で堂々と歌い切った。

 先月末の卒業コンサートでは、HKTの新公演「いま、月は満ちる」を全曲書き下ろしでプロデュースすることを発表。この日は完成したばかりの新公演の表題曲「いま、月は満ちる」を指原自らが歌いメンバーとファンにお披露目した。さらに7月から始まるHKTの九州7県ツアーも発表した。

 HKT劇場支配人を兼務していた指原だが、後輩にとっては、それ以上の存在。メンバーが恐怖を覚えるほど熱かった。

 地元・福岡で15年に開催された「第7回AKB選抜総選挙」でのことだ。総選挙の開票イベント前、各48グループがそれぞれライブパフォーマンスをしたが、指原の気合はハンパなかった。

「HKTのリハーサルで指原はパフォーマンスしながら、『ここはこうやってやりましょう』『こうした方がいい』と舞台監督らに提案していた。さらに、たるんだメンバーにはカミナリを落とし“指原恐怖症”に陥った子もいた。それはツアーでも同じ。“1番のグループに育てたい”という思いからだと思います」(芸能プロ関係者)

 そんな指原の熱い姿勢もあり、HKTのライブは、セットリストや演出、パフォーマンスを含め「クオリティーが高い」とファンはもちろん関係者からも評判だった。

 グループのために努力を続ける姿には、スキャンダル移籍で懐疑的だったアンチも感服。その結果が総選挙での3連覇にもつながったのだ。

 ファンが気になるのは、指原とグループとの今後の関わりだ。

 卒業1か月前、本紙のインタビューでHKTをはじめ48グループのプロデュースなどについて「関わらないと思う。自分でやってるグループで超手一杯ですし、私は国民的な歌になる歌詞も書けない。(要請が)あっても、丁重にお断りします」と断言していた。だが、前言を撤回し、HKTの新公演をプロデュースすることを決断した。

「やはりNGT騒動の影響ですよ。仕事面などでAKBグループ全体に波及しており、明るい話題が発信しづらくなっている。“愛する後輩たちのために、少しでも役に立てるなら”と、プロデュースの提案を受け入れた」(前同)

 HKT時代もテレビ局のスタッフに「あの子が面白いですよ」と後輩を売り込んできた指原。卒業後も変わらずメンバーの売り込みを継続していくという。グループを離れても、指原は後輩たちの成長を見守りつつ、厳しい目を光らせそうだ。