ソウタ困った? 快進撃が続く将棋の藤井聡太四段(14)を巡るフィーバーはとどまるところを知らないが、その陰でイケメンの人気若手俳優が改名を検討するのではという“笑撃”情報が流れている。前人未到の公式戦29連勝を達成した藤井四段の名が全国、いや世界に知れ渡ったことで、割を食った格好なのは福士蒼汰(24)。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレークしたものの、似た名前だけに、埋もれてしまわないための対応案が、まさかの改名だというが…。

 藤井四段の名前は26日に歴代単独1位となる公式戦29連勝の記録を打ち立てたこともあり、すでに全国区。世界にも天才棋士としてその名がとどろいている。

「藤井四段の活躍で、将棋が改めて注目され、小・中学生の間で再びブームになっている。最近は女の子の間でもジワリジワリと将棋が広まり“将棋ガール”と呼ばれる美女らも集まるようになった。藤井四段が今後、ブログやツイッターやフェイスブックなどを開設したら、間違いなくファンは数十万人を超えるでしょう」と話すのは将棋関係者だ。偉業達成から一夜明けた27日は、テレビをつけると朝のワイドショーから夕方のニュース番組の特集コーナーまで、藤井四段の話題で一色。日本全国を明るいムードに包む“藤井フィーバー”と言える社会現象が巻き起こっている。

 地元、愛知県瀬戸市ではこの日、お祝いの垂れ幕を市庁舎に掲げた。関連イベントも催し、街は祝賀ムード一色に。同日夕、市役所正面に「歴代単独1位」と書かれた縦約10メートルの垂れ幕が掛かると、集まった市民ら約100人から大きな拍手が巻き起こった。伊藤保徳市長は「藤井四段の活躍は未来を切り開くようだ。市民も期待している」と語った。

 市内の瀬戸焼きそば店では、新記録を記念して1皿500円の瀬戸焼きそばを20円値引きした。連勝記録タイの28勝目から始め、勝ち続けるたびに10円ずつ値引きするという。店主の今井祐二さん(55)は「利益が出なくなるかもしれないが、竜王を獲得するまで上り詰めてほしい」と願った。

 こんな状況を目の当たりにして危機感を募らせているのが、2013年のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレークした福士だという。183センチの長身に甘~いマスクで「仮面ライダーフォーゼ」(11~12年)の主人公を演じて主婦層から注目を集め、「あまちゃん」で全国区の人気者となった。だが「あまちゃん」後はあまりパッとせず、頭打ち状態ともいわれている。

「最近、福士は映画を中心に活動して、来年は4本の公開を控えていますが、テレビでは露出が少なくなっている。いまや芸能界だけでなく日本中から“そうた”といえば、かつての福士ではなく、藤井四段が定番になっている。まさに“そうた違い”。しかも、“ふくしそうた”と“ふじいそうた”は同じ6文字で、音も似ている。福士には厳しい現実ですが、知名度も人気もいまや藤井四段が完全に上回っているんですよ」(広告代理店関係者)

 藤井四段の記録樹立は将棋界だけでなく、歴史的な出来事になるのは確実。

「今年の流行語大賞はもちろん、今後、誕生する子供に聡太と名付ける親も多くなりそう」(前同)で、このままでは福士は完全に“藤井フィーバー”にのみ込まれ、埋もれてしまいかねない。

 そこで浮上したのがまさかの改名だ。

「そもそも蒼汰という字は難しい。もっと分かりやすい名前にした方がいい。この際、藤井君人気に便乗して“聡太郎”なんて名前に改名するのもありかもしれませんよ」とジョーク交じりに話すのは芸能プロ関係者。

 福士にとっては、芸能界ではない“外界”のスター出現で、さぞや悔しがっているはず。改名は現時点で噂の域を出ないが、本当に改名に至った場合、その理由まで明かせば大きな話題になりそうだ。