日本テレビに頭の痛い問題が勃発した! 8月21~22日に放送された同局系大型特番「24時間テレビ 愛は地球を救う 想い~世界は、きっと変わる。」は新型コロナの感染者がゼロで終了。無事にやり遂げたことで関係者は胸をなでおろしているという。だが、そんな安心もつかの間、日テレに〝激震〟が走っている。数々のヒット番組を手掛けてきた名物プロデューサーX氏が、仕事とはいえ夜の会食に頻繁に出席した揚げ句、コロナに感染。現在出社しておらず、療養中だというのだ。あまりの緊張感のなさに、局上層部も頭を抱えている――。

 コロナ禍での「24時間テレビ」はただでさえ批判の声は根強い。感染者が1人でも出ればさらなる批判は必至。クラスターが発生すれば番組の存続にもかかわる。そのため、日テレは厳格な感染対策を敷いた。

「放送前日と当日の3日間、全スタッフと、メインパーソナリティーを務めたKing&Prince(平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太)メンバーら出演者に対し、30分で感染が判明する抗原検査を実施しました。また、スタッフや出演者に感染者が発生した場合は、即座に『24時間テレビ』を終了させ、代替番組であるBプログラムの放送を準備して臨んだのです」(日テレ関係者)

 1人当たり約3万円という莫大な費用がかかってしまったものの、終わってみれば感染者は0人。同関係者によると「みんな『よかった、よかった』とホッとしている」という。もっとも、視聴率に関しては、2日間全枠の世帯平均視聴率12・0%で全44回中、歴代29位タイ。個人平均視聴率は7・0%で1997年以降の25回中、22位なので〝惨敗〟に等しい。それでも同局上層部は大喜びのようだ。

「あれだけバッシングされても歴代の視聴率で最下位にはならなかった。根強いファンが存在する証拠ですよ。しかも、東京五輪という一大イベントが終わった後の放送です。むしろ上出来と言っていい。視聴率的に表彰基準をクリアしていないが、役員会はコロナ下という厳しい事情を配慮して特別慰労表彰の準備を始めました」(制作関係者)

 ところが、だ。安心したのもつかの間、同局に〝ある激震〟が走ったというから穏やかではない。毎晩のように打ち合わせと称して飲み歩いていた名物プロデューサーX氏が、コロナに感染したというのだ。

「Xは人気アイドルやミュージシャンなどの企画をプロデュースしたり、数々のヒットドラマや映画などを手掛けてきた人物です。仕事はできるが、金と女にだらしないというウワサが絶えません。そんなXが、ある飲み会の後に38~40度の発熱をしたと局に報告したところ、コロナ陽性だと判明。聞けば、ワクチンは職域接種できるのに、仕事が忙しかったのか、まだしていなかったそうです。現在出社はしておらず。療養中で予断を許さない状況のようです。面倒くさがって接種していなかったそうです」(関係者)

 政府の職域接種政策がスタートすると、いち早く手を挙げたのが日テレだった。「24時間テレビ」が控えていたからだ。現在、約8割近い局員がワクチン接種を完了しているが、X氏はワクチンを打つことはなく「オレは運がいいから大丈夫」と豪語していたという。緊張感のまるでないX氏の感染を知った日テレ上層部は即座に調査を命じた。

「ただ感染したのならともかく、発熱前まで某プロダクションの幹部らと朝まで飲んでいたと言われていますからね。これが事実なら日テレ上層部も処分せざるを得なくなるでしょう」(別の日テレ関係者)

 本紙は日本テレビにX氏(実名)の感染や、同氏が発症前に飲食を繰り返していたことなど、事実確認の質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。

 X氏は今、どう受け止めているのだろうか。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)