18日未明から札幌市東区の住宅街に出没していたヒグマ1頭が、午前11時10分ごろ、猟友会のハンターにより駆除された。これまでに4人が襲われてケガをしていた。

 警察によると、午前3時半ごろ「大きめのクマが住宅街の道路沿いにいる」と通報があり、その後も近隣エリアで目撃情報が頻発。近くの自衛隊駐屯地や中学校の敷地に侵入するなどし、警察と猟友会が後を追っていた。

 ツイッターには保育園に子供を送っていった際、車の真横を疾走するヒグマに遭遇した人の投稿も…。

「子供の保育園のまん前に出た。子供は車から見てギャン泣き。東区とは聞いてたけど…死ぬかと思った」と、緊迫の最接近時の様子を写真つきで綴っていた。

 北海道猟友会砂川支部長で、ヒグマのプロファイリングを得意とする池上治男氏は「通常では考えられない異常個体。通常、ヒグマは鋭い嗅覚で人の活動エリアを避けるが、この個体はある種の嗅覚異常で方向感覚を失っているのではないか?」との見方を示していたが、通報から8時間近くが経過して、ようやく住民の安全が確保された形だ。