見習うべきはライバル球団の〝根性〟か。CSファーストステージで敗退した巨人は18日にジャイアンツ球場で秋季練習を行った。

 レギュラーシーズンの最終盤まで阪神と優勝争いを繰り広げ、リーグ2位で進んだファーストステージで3位のDeNAに2連敗を喫して終戦を迎えた。そのDeNAは王者・阪神とのファイナルステージも破竹の4連勝で突破。恐るべき勢いで2年ぶり5度目の日本シリーズ進出を決めた。

 巨人は今季のDeNA戦を13勝12敗とわずかに勝ち越した。しかし、CSでは同じ相手に3年連続で敗北。2016年と25年はファーストステージ、24年はファイナルで敗れており、今年で4度目だ。長いペナントレースではほぼ互角にもかかわらず、なぜ短期決戦では勝ち切れないのか…。敗因は得点力不足だけではないようだ。

 チーム関係者の一人はDeNAが日本シリーズに進出した要因を「うち(巨人)がファーストステージで2連敗したことで、完全に勢いづけてしまったのもあるだろう」と分析。その上で今年も自軍が下克上を許したことに「野手が打てないのもあるが、一番は相手の気迫に押し負けて試合の流れを持っていかれたこと。終戦直前のベンチの雰囲気は暗かったし…。うちのチームもDeNAのベンチワークを見習うべきだと思います」と主張した。

 さらに、別のチームスタッフも「DeNAはすごく感情が出ていたなと。全員が喜びや悔しさを前面に出していましたし、チャンスの時の盛り上がりはすさまじいなと思います。チーム全体の結束力はリーグトップと言っても過言ではない」と舌を巻くばかりだった。

 シーズン中には、若手ではなくベテランが終始声を出してベンチを盛り上げる場面もあった。来季はまずV奪回が至上命令となるが、15年ぶりの日本一に返り咲くためにも他の5球団を上回る〝ド根性〟を宿す必要もありそうだ。