ソフトバンク・正木智也外野手(26)が、CSファイナルステージを前に不振脱出の兆しを見せた。レギュラーシーズン最後は16打席連続無安打と苦しんだが、11日にみずほペイペイドームで行われた全体練習では、ライブBPで右翼フェンス直撃の二塁打をマーク。小久保裕紀監督(55)も安堵の表情を浮かべた。
今季は5月中旬から1番打者に定着し、球団記録となる7本の先頭打者本塁打を記録。9月20日に体調不良でNPB感染症特例による登録抹消となったが、残り6試合となった26日に一軍復帰すると、その日の楽天戦で28号を放って30本の大台にあと2本と迫った。本人も「30本を目指してやっていきたい」と意気込んでいたが、その後は本塁打を上積みできず、28本でシーズンを終えた。
すでにチームがリーグ優勝を決め、CSファイナルステージの2勝アドバンテージも手中に収める中、より大台到達へ意識が向くのは必然だったはずだ。ただ、短期決戦では30本という数字にとらわれる必要はなく、本来の打撃を取り戻せるとの期待もある。
そんな中、この日のライブBPでは育成左腕・長水の直球を捉え、右翼フェンスまで運んだ。正木は「良かったですね。真っすぐをしっかり合わせるということでやっていたので。その真っすぐをワンスイング目で捉えられたのは良かったですね」と手応えを口にした。小久保監督も「正木なんか、(シーズン)最後あんまり良くなかったんですけど、練習でだいぶ良くなってきていますよ」と評価した。
もっとも、正木は「試合じゃないと分からないこともあるので。練習で良くても試合ではダメとかザラにあるので」と冷静だ。14日開幕のCSファイナルステージでは1番打者として打線を勢いづける役割が期待されるが、本塁打については「狙って打てるもんじゃないんで。自分のスイングしっかりして、結果的にそれがホームランになれば最高の結果だなとは思います」と語った。
30本塁打という数字を追いかけたシーズン終盤から一転、短期決戦では自分のスイングに徹する。鷹の1番打者が本来の打撃を取り戻せるかどうかは、ソフトバンクの日本一への戦いを左右するカギの一つとなりそうだ。












