またひとつキャリアに勲章を加えた。西武・平良海馬投手(26)が、6日、プロ9年目で初の先発タイトルとなる最優秀防御率(1・36)を獲得した。
2023年以来の先発転向で、自己最多の12勝とともにタイトルを獲得。「結果的に失点が抑えられたのは良かった」と喜びを口にした。これまで獲得したタイトルは最優秀中継ぎ(22年)、最多セーブ(25年)などリリーフとしてのもの。先発での獲得に「自分の仕事をしておけば、どこのポジションでも(タイトルは)取れると。しっかりと自分の仕事ができた」と胸を張った。
防御率1点台はリーグ唯一。今シーズン、被本塁打数はわずか「4」で12球団の断トツの少なさが安定感を物語る。平良は「先発として慣れてきたのもありましたし、いろいろと情報を整理して試合に臨めたのもよかった」と振り返った。
プロ入りから10年に満たないキャリアで、先発・救援と投手の勲章の数々を手にした右腕だが、本人は現状に甘んじる気持ちは全くない。それは10代の頃からコツコツ強化を続けてきた自らの肉体についても同じ。オフの度に高重量のウエートトレーニングで、体をイジメ抜き、筋力を増やすことで重量化してきた体重は今季99キロ。〝3ケタ〟の大台を目前のところまできた。
「僕は身長(173センチ)がない分、もうちょっと体重を重くして、ストレージを大きくしないと、速い球もいかない。そういう意味で、フィジカルは、まだまだ伸ばしていく余地があると思っています」と、今オフは〝100キロ超え〟を念頭にトレーニングに励むつもりだ。
かねて将来的な米球界挑戦を視野に入れ、今オフにも球団との話し合い次第ではポスティングシステム(入札制度)での米球界移籍に踏み切る可能性がある。直球の平均球速は昨年よりも1キロアップの154キロ。8月25日の日本ハム戦では160キロを連発するなど、173センチと小柄でも年々、球威・スピードを右肩上がりで伸ばしている。
MLBはNPBよりもさらに輪をかけて、近年は直球の高速化が顕著でもある。ただ海を渡るだけではなく、行った先でどんなパフォーマンスが必要かを念頭に日々の鍛錬も進めているようだ。












