イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティーの財務違反を〝告発〟したポルトガル人ハッカーが暗殺の危機に直面している。

 英メディア「BBC」によると、マンCに対するプレミアリーグの調査のきっかけとなった文書を公開したポルトガル人ハッカーで「フットボール・リークス」創設者のルイ・ピント氏は2018年、ドイツ誌「デア・シュピーゲル」に文書を提供。同誌はそれらの文書を用いてマンCの財政状況と、ファイナンシャル・フェアプレー規則違反の疑いについて調査を行ったという。

 ピント氏は当局に入手した情報を提供し、2年にポルトガルの証人保護プログラムの対象となった。ただ同氏は2日にSNSに投稿し、10日に保護プログラムが打ち切られることで生命の危険にさらされる状況に陥ったという。同メディアは「彼はすでに複数の殺害予告と暗殺未遂の深刻な危険性のため、無期限で非公開の場所に引っ越す以外に選択肢がなかったと述べた」と伝えた。

 ピント氏の弁護士が2日に発表した声明によると保護プログラムを終了するという決定により、ピント氏はより高いリスクにさらされることになったという。また「情報漏えいに端を発する法的措置はマンCに対する訴訟を含め依然として継続中である」と指摘した。

 マンCは財務規定違反の認定を不服として控訴することを表明したが、今後の行方とともに〝告発者〟の動向も気になるところだ。