ヘンリー王子とメーガン妃は、子供たちの学校で目撃されたパパラッチを、英フェアフォード米空軍基地で発生した対テロ作戦に例えたことで「恥知らず」だと非難されている。英紙サンが30日、報じた。

 ヘンリー王子夫妻の子供たちであるアーチー王子とリリベット王女が通う新しい学校の近くで28日、ヨーロッパの通信社のカメラマン2人がバンに乗って数時間、学校を下見した後、リュックサックを背負い車を降りて周囲を歩き回っているところを目撃された。

 夫妻の広報担当者は声明の中で、パパラッチを「無謀で無責任」だと非難し、週末に英グロスターシャー州フェアフォードの米空軍基地で発生したテロ警戒事態と比較した。

 しかし、一連の動きは王室評論家たちから「計算高く冷笑的な戦略」だと非難されており、内務省に税金でまかなわれる警備を提供させるための策略の一環だとされている。

 ヘンリー王子とメーガン妃は、24時間体制の武装警察による警護費用を納税者の負担とするよう求める訴えを続けており、まもなく決定が下される見込みだ。

 夫妻の警備チームはパパラッチ2名に関する事件の詳細を、安全上の懸念を示す証拠として、王族および著名人保護執行委員会(RAVEC)に提出した。

 しかしロンドン警視庁で王室の警備責任者を務めていたダイ・デイビス氏は、ヘンリー王子夫妻の最近のいわゆる警備騒動を「ナンセンス」だと非難した。

 英国の新聞社は、許可なく学校での子供の写真を撮影することを禁じる倫理規定を遵守している。

 デイビス氏は「パパラッチはセキュリティー上の問題ではありません。想定内のことです。危険を冒してまで撮影しようとするパパラッチがいることは想定外ではありませんし、警備チームは容易に対処できます。フェアフォードとは比べ物にならない。恥知らずと言ってもいいくらいだが、同時にばかげている」と断言した。

 同氏はまた、外国人写真家が関わった些細な出来事がなぜ大々的に報道されたのか疑問を呈している。

 王室関連の著述家であるロバート・ジョブソン氏は「彼らがセキュリティーに関する報道を扱ってきたやり方を見ていると、RAVECがセキュリティを強化しないでいるのはますます難しくなるだろう。これは、自分たちの警備費用を公費で賄わせるための、計算高く冷笑的な戦略だ」と語っている。