タレントで映画コメンテーターのLiLiCo(55)が、映画「リサ・ラーソンがいた時間」のエミリア・エクマン・ラーソン監督(31)とともに20日、名古屋のセンチュリーシネマでトークイベントを行った。

 この映画は北欧を代表する陶芸家である故リサ・ラーソンさんのドキュメンタリー。ラーソンさんは赤白縞模様の猫「マイキー」などで数々の日本企業とコラボしており、高い人気を誇る。エミリア監督はラーソンさんの実孫にあたり、2024年に92歳で亡くなったラーソンさんの優しさや後悔、衰えることのなかった創作活動を、肉親ならではの温かな視点で描き出している。

 この映画が日本で公開されるきっかけを作ったのが、日本語字幕を担当したLiLiCoだった。

「私、夏に日本のファンのみなさんをスウェーデンに案内するツアーを行っています。特別なことをしたいと思い、友達のつてでリサ・ラーソンの工房に世界で初めてツアーで入ったんです」。その際リサさんの二男・アンドレアス氏と会い「姪っ子が映画を撮ったんですけど、見てくれませんか」と言われたという。

 この瞬間、LiLiCoは「リサ・ラーソンのドキュメンタリーをお孫さんが撮ったら絶対にいいと、映画コメンテーターのきゅう覚で感じました」。映画を見る前に「日本で上映したらどうですか」と提案したという。そこから仕事のつてや人脈を頼り、昨年8月から1年で実現。字幕も「手伝いがしたいと自分から提案した(笑い)」と立候補だったという。

 通訳を務めるLiLiCoの隣で微笑むエミリア監督が「祖母はすごく温かく、優しい人でした。今、生成Aiが大数を締めていますが、人と向き合うことの大切さを感じます。愛や美しさというのは皆の中にある。私はこれからもドキュメンタリーを撮っていきたい」と話すと、会場からは大きな拍手が沸いた。映画は18日より全国公開されている。