反町隆史(52)が主演するフジテレビ系「GTO」(月曜午後10時)の視聴率が右肩下がりとなっている。10月期には松嶋菜々子(52)主演の「救命病棟24時」(同局系)が放送されると一部で報じられているが、夫婦による往年の“人気ドラマリレー”に暗雲が垂れ込めているのだ。

 同ドラマの先月20日放送の初回視聴率は世帯6・4%、個人3・8%とまずまずのスタート。第2話は世帯4・8%、個人2・9%、3日放送の第3話は世帯4・0%、個人2・4%だった。

 人気コミックが原作で、反町が演じる元ヤン教師と生徒の型破りな教育現場を描く。1998年に放送された平成版は全12話の平均世帯視聴率が28・5%、最終回は35・7%の高視聴率を記録した。

 当時に比べて近年は視聴者の視聴習慣が様変わりしたため、テレビ各局は視聴率だけでなく、TVerでの再生数なども注視している。ほかにもドラマに関連したグッズ、イベントなどIP(知的財産)の展開も狙う。

「GTO」で平成版と令和版の視聴率を単純比較するのは時代にそぐわない。実際に今回の初回のTVer再生数は配信開始4日で270万回を超え、関西テレビ制作のフジ系月曜午後10時枠ドラマとしては初回初週で過去最高を記録した。

 ただ、28年ぶりに復活した令和版は話題ばかりが先行し、視聴率は少々物足りない印象を受ける。テレビ関係者の話。

「人気ドラマを復刻させれば数字が取れるという甘いものではなかったということでしょう。ドラマ以前にフジ人気が低下しているという指摘もあります」

 10月期では、反町の妻・松嶋が主演する人気医療ドラマ「救命病棟24時」のシリーズ最新作が放送されると一部で報じられた。第1シリーズは99年1月に放送され全12話の平均視聴率は20・3%を記録。前作の第5シリーズが放送されたのは13年で、13年ぶりの復活となる。

 新シリーズでは前作に登場しなかった江口洋介が出演。久々に松嶋とのコンビが見られることは朗報だが…。

「『GTO』がパッとしないように、往年のドラマの人気が怪しくなっている。視聴者層が入れ替わっている部分もある。一方で医療系ドラマは息が長く、前作を知らない人にも波及はしやすい」とはドラマ関係者。

 過去の名作ドラマにすがるフジにとっても「救命病棟」は試金石となりそう。苦戦する反町を尻目に、妻の松嶋が再び輝きを放つか――。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)