ボートレース住之江のGⅠ「太閤賞競走 開設70周年記念」(優勝賞金1200万円)は8日、優勝戦が行われ、イン発進の1号艇・松井繁(56=大阪)が井上忠政の3コースまくりを封じて逃げ切りV。通算147回目の優勝を61回目のGⅠVで飾った。
17年ぶり5回目の「太閤賞」を制した松井は、地元でGⅠ初Vを狙った井上のまくりを「忠政の気迫を感じた。たまたま残せたけど、忠政も一発狙ってきてるなと…」と称賛した。
それは同時にスピード自慢の若手の強襲を堂々と内から受けて立ち、前に行かせなかったテクニックと機動力があることの証明でもあった。シリーズを振り返り「いい緊張感を持って走れた一節だった」と語った松井は予選道中、伸び寄りの足を自在に操ってポイントを稼いだ。先行されてもさばいて上位争いに持ち込む巧腕が、先行する展開で大敗するはずもなく、スタートの鋭さ(節間平均ST=コンマ11)も手伝って強敵につけ入る隙を与えなかった。〝熟練〟というにはあまりにも若い、王者の圧勝劇だった。












