ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ2026」の準決勝が15日、都内で行われ、決勝戦に進出する9人が決定した。注目されるのは、昨年暮れからお笑い賞レースで話題の中心となっている霜降り明星の粗品だ。R-1では司会を務めるとみられるが「審査員ではなく司会でも、粗品の毒舌がなくなることはないのでは」といった見方も出ている。
決勝進出を果たしたのは、しんや、今井らいぱち、渡辺銀次、ななまがり・初瀬、さすらいラビー・中田、真輝志、ルシファー吉岡、九条ジョー、トンツカタン・お抹茶の9人(決勝のネタ披露順)。
決勝は3月21日午後6時30分から関西テレビ、フジテレビ系列全国ネットで生放送される。司会はまだ発表されていないが、昨年まで5年連続司会の霜降り明星が、今年も務めるのは既定路線とみられる。
粗品は昨年暮れからお笑いの賞レースの話題を独占してきた。きっかけは昨年12月13日に日本テレビ系で生放送された女芸人No.1決定戦「THE W 2025」だ。同大会で初めて審査員を務めた粗品は、他の審査員よりも明らかに長くコメントした上、内容も酷評の連続となった。
その後一緒に審査員を務めた笑い飯の哲夫が自身のラジオ番組で、粗品に比べてコメントを求められた回数が少ないと不満を口にしたところ、粗品は「ダサすぎ」と反論し、話題になった。
哲夫は同21日に行われた「M-1グランプリ2026」でも審査員を務めたが、番組の冒頭、司会の今田耕司が審査員を紹介する際、哲夫の順番を飛ばすボケをかましたところ、哲夫は「ちょっと、いま注目の人や! ネットニュース、僕のことしか書いてない!」と返すなど、粗品は出演していないにもかかわらず、M-1でも話題の中心となった。
ただ、R-1では審査員ではなく司会を務めると見られるため、状況はかなり違う。むしろ時間内にうまく収まるよう調整するのが仕事で「THE W」とは正反対の役割を求められることになる。
とはいえ「司会だからといって、粗品が毒を吐くことをやめるとは断言はできない」と言うのは、お笑い関係者だ。「実は昨年のR-1でもその片鱗が見えた場面があった」と指摘する。
昨年の大会では、お笑いコンビ・さや香の新山が決勝進出し8位となった。「決してウケなかったわけではないが、新山のネタに対して、ちょっと審査員が厳しめのコメントをした」(同)
審査員の陣内智則が「ちょっと期待しすぎた」、ハリウッドザコシショウは「漫談なのに、なんでセンターマイクの前に一度も立ってないのか」などと話したところ、粗品は「酷評ということで」と、司会とは思えない返しを見せた。
これに対し、新山が「MCでそんなことやり出したらアカンぞ!」とかみついたが、粗品は構わず「トップバッターやったら、もうちょっと低かったんちゃうかな」と続けた。
「この粗品の〝暴走〟に相方のせいやは『こういう日、あんねん。ゴメンな』と新山に謝ってましたが、この時から粗品にはすでに『THE W』の審査の片鱗が見えていたと言える」(同)
今年は霜降り明星が司会を務めるとはまだ発表されていないが、果たして――。














