全国各地で絶大な集客力を誇ってきた巡回展「ポケモン化石博物館」が、三重県総合博物館(津市)でフィナーレを迎える。

 株式会社ポケモンと国立科学博物館(東京)とのタッグによる企画展は、17日から4月5日まで行われる。16日の開会式にはサプライズゲストとして「発掘ピカチュウ」とみえ応援ポケモン「ミジュマル」が参加した。

 企画展にはゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキポケモン」や「カセキ博士」、お手伝い役の「発掘ピカチュウ」が登場。カセキポケモンの骨格想像模型と古生物の化石標本を見比べることができ、ポケモン、古生物両方の理解と知識がアップする構成となっている。

トリケラトプス骨格レプリカ(右)と、ポケモンの骨格想像模型(左)
トリケラトプス骨格レプリカ(右)と、ポケモンの骨格想像模型(左)

 主催者挨拶で国立科学博物館の篠田謙一館長は「現実世界の化石を子供たちにこういう形で紹介するのはいかがなものか、もっと真面目にやるべきだという意見は実はありました。でも、私自身科学の世界に興味を持ったのは、鉄腕アトムだった。それを考えると、ポケモンに力を借りて、実際の化石を見て〝本当はこういう世界が広がっている〟と実感してもらうのはすごく大事なこと。科学の魅力を知ってもらうのに、最適な展覧会であると考えた」と話し、約5年、15館による長期企画展の始まりを振り返った。

 株式会社ポケモンの服部悦哉アートディレクターも「最初は5館を目標に始めましたが、気が付けば15か所目となっていました。私たち制作メンバーにとって、とても素晴らしいことだと思います」と笑顔を見せ「連動してポケモンGOとのコラボも進めていまして、この展覧会を見終わった後に開いていただくと、カセキポケモンが登場しています」と来場を呼び掛けた。

 2021年7月に北海道・三笠市立博物館でスタートした「ポケモン化石」は各地で企画展入場者記録を塗り替えてきた。22年の豊橋市自然史博物館では企画展平均が1万6000人のところ、約13万9000人が来場。昨年6月開催の長崎・ベネックス恐竜博物館でも過去最高の約2倍、6万人を突破している。巡回展累計来場者数も昨年5月で100万人を突破。三重にも多くの人が訪れそうだ。

 次は日本を飛び出し、今年5月、米国シカゴのフィールド自然史博物館で開催予定となっている。

 

©2026 Pokémon. ©1995-2026 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。