ボートレース大村のプレミアムGⅠ「第14回クイーンズクライマックス」(優勝賞金1700万円)は31日、12Rで賞金女王決定戦(優勝戦)が行われ、遠藤エミのカドまくりを止めてイン先マイに成功した1号艇・鎌倉涼(36=大阪)が後続を引き離し、独走ゴール。8月のPGⅠ「レディースチャンピオン」に続く2回目のGⅠ制覇&夏冬連覇を達成した
最終日は1~11Rまで1号艇=インが1着。プレッシャーに弱い選手なら、このデータがマイナスに作用したかもしれない。しかし、通算23Vを誇り、8月の浜名湖ではプレミアムGⅠ「レディースチャンピオン」を、同じくインから制している鎌倉にはどこ吹く風。24回目のVもインからコンマ07のトップSを決めると、快速11号機を駆る遠藤の強まくりに合わせて完璧な弧を描く圧勝劇だった。
シリーズの流れをつかんだのは、トライアル第3戦だろう。第2戦終了時の順位は5位と優出へ余裕はなかったが、枠番抽選で1枠を引くと第3戦の11Rをきっちり逃げて首位浮上。同じレースで2着なら首位だった遠藤が3着に終わると、6枠から2着に激走して得点で並んだ小野生奈とは上位着の差で鎌倉が1号艇をつかみ取った。
〝たられば〟は禁物ながら遠藤が2着なら、あるいは第2戦でインから2着に敗れた小野が勝っていたら、鎌倉の1号艇はなかった。裏を返すと機力は上位に見劣りながらも、隙のないレースで目イチのポイントをあげた鎌倉の冷静さが光った。
西橋奈未、実森美祐の119期コンビや登録番号5000番台の高憧四季がトライアルで散ったのは〝若さゆえ〟だったか。鎌倉も20代の頃は若さゆえの失敗があったが、30代半ばにさしかかり円熟の境地を迎えた。
「子供にもう一回、その舞台(PGⅠ優勝戦)を走ってほしいと言われたのが大きかったですね」
妻となり母となって新たなモチベーションを力に変えた鎌倉は、地元・住之江開催となる来年も、ファンと子供の前に雄姿を見せることだろう。













