認知症を公表し4か月。大御所歌手・橋幸夫さん(享年82)が今年9月、他界した。ひとり残された18歳年下の妻・真由美さんは、橋さんの所属事務所「夢グループ」の社員になったという。

「本人がやりたいと言い出し、11月から働いてます。夢グループ本社と同じ文京区の、橋さんが眠る寺院近くの賃貸マンションから出勤してます」(関係者)

 業務は、橋さんの名曲を歌い継ぐ3人組「二代目橋幸夫yH2」の教育係、そして彼らを売り込むPR担当や、現場を監督するマネジャー的な役割。

 真由美さんには、社会人としての実務経験があるという。「もともと介護の仕事の社長。30年以上前にお母さんの介護を約5年続けた橋さんを、講演で呼んだのが、2人が出会ったキッカケと聞いてます」と関係者。

 yH2の3人も社員で、夢グループのコンサートがない日は朝9時に出社し内勤。夕方から真由美さんの指導が始まるという。「まず話し方の練習です。挨拶から始まって、自己PRを5分とか10分するというね。個別にやっていくんです」(前同)。ところが…。

 特訓が始まって1か月余りだが、なかなか効果が現れず、真由美さんは手を焼いているんだそう。yH2の3人はこれまで橋さんにずっと付いていて、真由美さんともいつも一緒で、気心のしれた関係。それだけに真由美さんは心配で心配で、「何でこの3人はダメなの?」「満点を100とした場合にもうね、点数にならない」などと、石田社長に泣きつくこともあるという。

 その石田社長にも話を聞いた。

「真由美さんは3人を何でも橋さんと比べちゃうんです。橋さんはデビュー当時からすごいスター性があって、なかなか人がないものをもってたけど『彼らはこれからなんだから』といつも僕は伝えてます。『もってるモノが違うから仕方ないよ、初めは』と。『だから教育するんだよ』と…」

 指導の傍ら、真由美さんはyH2を売り込むべく、名刺片手に外回りも始めているという。yH2にとって2026年は正念場になりそうだ。

「年が明けてからは、夢グループの催事を手伝いながら、その合間にショッピングモールでステージをやってもらう。春からは、夢グループのコンサートには当面交ざらないの。単独でモールや健康ランドで活動して、頑張らせようと思ってるの」と石田社長。

 そのサポート役が真由美さんというわけだ。もともと寡黙で多くを語らなかった橋さんに対し、真由美さんはハキハキした性格らしく、yH2の3人は今、ちょっとビビりながらも食らいつき、指導を受けているという。