元放送作家の長谷川良品氏が4日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。フジテレビ系「酒のツマミになる話」の放送差し替えを経ての番組終了について持論を展開した。
同番組は先月24日放送分が急きょ差し替えられ、物議を醸した。背景にはハロウィーンにちなみ、MCの「千鳥」大悟がダウンタウン松本人志のコスプレで登場したところ、フジ上層部がストップをかけたと言われている。
これが火種となり、番組は改編期でもない12月に放送を終了。同局は先月31日、公式サイトで「放送を楽しみにしてくださっていた視聴者の皆様、ならびに、千鳥のお二人をはじめ出演者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した上で「放送後、千鳥のお二人より降板のお申し出があり、社内で協議した結果、年内をもって番組を終了することとなりました」と発表した。
同日放送では番組冒頭で大悟が「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめまーす。えー、辞めるんですが、何本かはもう収録していますので、その時に出ていたゲスト、そして芸人は一生懸命面白い話をしてくれています。なので、それは今まで通りお楽しみください。はいっ、それでは『面白くなければテレビじゃない!』。フジテレビ、ありがとうございました」とコメントを寄せた。
最後の「面白くなければテレビじゃない」は、かつてのフジのキャッチコピー「楽しくなければテレビじゃない」を文字ったもので、痛烈な皮肉と受け取られているが、長谷川氏は「ポイントはそこではない」と断言。
真に注目すべきは、冒頭の「ノブ(相方)とも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめまーす」だという。
同氏は「個人的にゾワっとしました。なんともサラッとカジュアルに深刻かつ辛らつな発言をされています。『これは我々の意思による降板である』と断言されているわけです」と解説。
続けて「それを出役自らが番組で念押しで宣言するなんて前代未聞。この発言は大悟氏自らがどうしても口にしたかったのではないでしょうかね。あのインサートVTRは大悟さんの願いだったのではないかと個人的には見ています」と指摘した。
公共の電波で堂々と降板の舞台裏を話すことは、たしかに珍しい。長谷川氏は「うやむやに処理することもできたわけですが、(大悟は)この時期に自分の意思で降板することを明確に伝えたかったのだと思います。いずれにせよ、あのVTRをオンエアに乗せること自体もまた、現場と上層部の攻防があったのでは?と邪推せざるをえません。あのVTRをオンエアに乗せたのは現場のテレビマンの矜持と言えるのかもしれません」と推察。
返す刀で「フジの上層部は面目丸つぶれ。それくらい意味のあるセンセーショナルな冒頭のメッセージでした」とまとめた。












