女優の南果歩(61)が29日、都内で行われたショートフィルム「日々をつなぐ」完成披露プレミア上映メディアイベントに登場した。
本作は、再発乳がん患者の生きる力を描いた物語。南自身も9年前、乳がんに罹患しており「オファーをいただいて乳がんに関する短編映画と聞いた時、シナリオを読む前に『これはやらねば』と思った」と語る。
自身が乳がんと診断された当時を振り返り、「病名を聞かされた時はドラマのような『まさか、私が』というセリフが浮かんだ」といい、「演技をする時は実人生と切り離して役を作るタイプなのですが、今回の作品に限っては、やはり自分の経験というものがすごいベースになった」と明かした。
作品では、陶磁器の修繕技法である〝金継ぎ〟が意味を持ち「劇中のセリフにもあるんですけど、同じ形には戻らないけれども、新しい命を吹き込む。病気を経験した私たちはその意味がよく分かります」としみじみ。
改めて「元の自分の体には戻らないけれども、新たに生きるチャンスをもらった」といい、「この仕事を続けながらできる限り、こうして社会復帰していくことの意味をメッセージとして伝えていきたい」と語った。
また、「がんを患った友人・知人を〝キャン友〟と呼んでいるんですけれども。cancer(がん)でもあり、I CAN DOの『できる』という意味も込めている。同じ痛みを持っている者同士の共通言語があると思う。〝キャン友〟という言葉をぜひ広めていきたい」と呼びかけた。











