ボクシングの元世界3階級王者で大橋ジムトレーナーの八重樫東氏がYouTube「八重樫東のやえちゃんねる」で〝幻の注目対決〟について言及した。

 WBC世界バンタム級王座決定戦(11月24日、トヨタアリーナ東京)で、同級1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が激突する。一方で、かねて〝神童〟との対戦が期待されていた前WBO同級王者・武居由樹(大橋)は9月の防衛戦でクリスチャン・メディナ(メキシコ)にTKO負け。王座陥落となり、那須川との対戦は大きく遠のいた。

 八重樫氏は武居の近況について「練習も再開して、ケガもなく元気にやっている」と報告。視聴者からの「武居選手は、まだ天心選手との試合を視野に?」との質問には「これは、あるんじゃないですか。どうなるか分からないですけど、楽しみにしていてください」と含みを持たせた。

 さらに「拓真vs天心をやると決めた時、大橋会長は武居に思いを確認した?」との質問には「たぶん、ないです」と即答。「これは巡り合わせなんで正直、武居の気持ちは関係ないです。マッチメークなんで。それは(大橋会長の)プロモーターとしての判断だと思うんで。拓真が気持ちを決めてやるって言った以上、そこにこっちも乗らなきゃいけないですし。その前に武居もやらなきゃいけない試合(メディナ戦)があったので、そういうことを言ってる場合じゃなかった」と背景を説明した。

 一方で、八重樫氏は「武居の気持ちを考えると、ちょっと酷かなとは思いました」と〝親心〟もチラリ。それでも「ただ、何の競技もそうですけど、巡り合わせってある。〝アイツとアイツは絶対にやる宿命にある〟という時も、巡り合わないこともある。そこは実際、これから巡り合わせがあるかもしれない。今回、縁がなかったんだねというだけの話」と強調した。