◇藤堂里香(38)福井支部101期

「ずっと出たかった大会なのでうれしかったです」――。デビューから17年10か月、8月の浜名湖レディースチャンピオンで待望のGⅠ初出場を果たした。

 心待ちにしていた大舞台は初戦から転覆のアクシデント。「こんなので帰ってたまるかと思いましたね。幸いケガもなかったので、まだチャンスがあると思って…。ヘコむこともなかったです」とすぐに気持ちを切り替えて2日目には水神祭を達成した。

 充実した6日間を過ごした中で新たな課題も発見した。「ああいうところで優勝しようと思ったらエンジン出しの部分の差をすごく感じましたね。毎日、(遠藤)エミと守屋(美穂)とペラをやって足併せをしたんですけど、最初は私の方が良かったのにすぐに出してきたんですよ。その日のコンディションに合わせるのが早いですね」とトップレベルの舞台を主戦場としてきた2人の調整力の高さに驚いた。

 そして「自分も上積みできる部分がまだまだあると思いました」とさらなるレベルアップを目指すきっかけとなった。さらに同期・守屋の言葉でモチベーションも一気に高まっている。「守屋が〝また来てね。一緒にペラをやったり、足併せをしたりすごく楽しかった″と言ってくれたんですよ。私の水神祭もめちゃくちゃ喜んでくれましたしね」と再び仲間の待つ舞台へ戻る。そのために「もっとチャンスをつかめるようにしたい」と闘志を燃やしている。

 2025年後期は自己最高となる5・81の勝率をマークするなどボートレーサーとして充実期を迎えている。「身近にも最初は全然ダメだったけどA1になっている人もいる。これからも諦めずにコツコツです」と一歩ずつ歩みを進めながら再びトップ舞台に立つ。

〈藤堂里香 今後の出走予定〉
◇9月2~7日 江戸川ヴィーナスシリーズ
◇9月17~21日 住之江ダイスポJC

 ☆とうどう・りか 1987年7月29日生まれ。福井支部の101期生。福井県出身。2007年11月に三国でデビュー。2008年2月の蒲郡で初勝利。2016年3月に若松で初優勝。通算19優出1V。同期には篠崎仁志、守屋美穂、片岡雅裕、大池佑来、山下友貴、桜本あゆみら。