ボートレースびわこのGⅡ「第7回全国ボートレース甲子園」は13日、12Rで優勝戦が行われる。「深紅の優勝旗」を故郷に持ち帰るのは誰か――。ボートレースファン歴47年で当地の水面特性を知り尽くす元天才ジョッキー・田原成貴氏(66)のキーワードは「3コース」だ。
【田原成貴氏が熱く語る】今大会の舞台は、私が最も多く足を運んできたレース場、ボートレースびわこ。水質が硬く、うねりがあることで有名だ。ただでさえ予想が難解だが、今回はさらに試験的に使用されている新燃料「E30ガソリン」という未知なる要素も加わった。
こんな予想が困難な状況だからこそ、私は当初から「地元・滋賀支部の2人を狙おう」と心に決めていた。馬場貴也選手、丸野一樹選手だ。そして両者は期待通りに優勝戦に乗って来た。準優勝戦の時点で、私の推しはやや馬場選手に傾倒。彼が優勝戦で3号艇に入ったら本命にしようと思っていた。
しかし、ふたを開けてみると馬場選手は2号艇。その隣に目を移した瞬間、私は3号艇・丸野選手を本命にすることに決めた。なぜ私がここまで「3枠」にこだわるのか。これは完全に素人目線で理論的な裏付けはないが、癖が強いびわこではどういうわけか、3コースからの1Mの角度が魅力的に映るのだ。私の舟券実績がそう思わせるのかもしれないが、理屈やセオリーではなく「あ、これは3コースがくるな」という確信めいた勘が働くのだ。
話を本命・丸野選手に移そう。彼は初日オープニングレースを5コースから差し切る最高のスタートを切り、後半7Rでは見事なツケマイ! これが3コースだったのだ。私がぼんやり頭に描いていた3コース勝ちのイメージが、そのまま現実になったような旋回。極めつけは準優勝戦だ。1、2コースよりスタートで遅れを取りながら、またも3コースから会心のツケマイで快勝したのだ。
丸野選手は今年5月の地元開催を「E30ガソリン」で優勝。硬い水質、うねり、そして新燃料という〝3つの難要素〟の全てを攻略し、3コースに入ったとなれば迷いはない。優勝戦でもう一度、あの華麗な1Mを見せてほしい。













