ユーチューバーの木下優樹菜(37)らが損害賠償を請求されていた〝美容フェイスマスク訴訟〟は10日、和解が成立した。訴訟はドロ沼化していたが、提訴から4年たってようやく終結した。

 木下は2019年10月、トラブルになっていたタピオカドリンク店の店長に対し、インスタグラムのDMで「事務所総出でやりますね」などと送信していたことが明るみに出た。当時は美容フェイスマスクのイメージキャラクターを担当。メーカー側から〝タピオカ騒動〟の影響で商品のイメージを棄損されたしたとして21年4月、東京地裁に提訴され、約3億円の損害賠償を請求された。訴訟の構図は原告が美容フェイスマスクのメーカーらで、被告は木下と所属事務所(当時)、広告代理店だった。

 訴訟の焦点の一つが、木下が敗訴した場合、損害賠償額はいくらになるか――だった。

 被告の広告代理店バードマンは10日、声明を発表。原告側と「代理人を通じて和解に向けて交渉を続けてまいりました」とし、「裁判所より和解の打診を受け、双方協議の結果、2025年7月10日付で和解に至りました」と報告した。和解内容は「非開示」だが、「和解に伴う被告らによる和解金の支払いはございません」と明かし、木下も和解金の支払いは免れたと思われる。

 一連の訴訟で木下は厳しく追及された。近しい知人の話。

「木下さんは原告側からタピオカ騒動の影響で美容フェイスマスクの商品価値が下落し、『半額に値引きされた』と批判されました。対する木下さんは代理人として〝5大法律事務所〟の一つの法律事務所に所属する弁護士を立て、徹底抗戦。その弁護士は弁護歴40年近いベテランで、これまでスポーツや芸能の事案を担当し、特にスポーツではプロ野球に明るく、メジャーに挑戦する選手の代理人も務めたほどのスゴ腕でした」

 コロナ禍もあって訴訟は法廷ではなくウェブで継続され、和解という形でピリオドが打たれた。

 一方、木下が提訴されていたもう1件の訴訟――〝タピオカ訴訟〟は自身の敗訴で終結している。これは木下が、「事務所総出――」のDMで精神的苦痛を受けたとするタピオカドリンク店の店長から損害賠償を求められた訴訟。木下は21年10月にあった東京地裁の判決で40万円の支払いを命じられ、敗訴していた。

 タピオカ騒動が起きてから約6年。2件の訴訟は〝1分け1敗〟で終結した。