フジテレビは6日、元タレントの中居正広氏の女性トラブルに端を発した同局の問題を検証した番組「検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~」を放送した。
番組では、「〝日枝体制〟の長期化」と題し、フジテレビの企業風土を形成する上で大きな影響を与えたとして日枝久元取締役相談役の権力と責任についても検証した。
かつての側近らの証言を交えて検証し、日枝氏が長期にわたって人事権を掌握していたことを要因の1つに挙げた。
側近の1人だった遠藤龍之介元副会長が取材に応じ、日枝氏が絶大な影響力をもっていた源泉について、「いろんな決定事項において、もっとも影響力がある人事権を持っていたからですよ」と説明。日枝氏はかつて〝人事の天才〟と若手を登用するなど手腕を発揮していたこともあったことを明かした。
2007年から13年にフジテレビ社長を務めた豊田皓氏は書面で「当時は役員の指名も報酬の決定も日枝氏が行っており、今でいう役員指名ガバナンスも役員報酬ガバナンスも機能していなかったことは事実だと思う」と回答し、日枝氏の権力が増大していったことをうかがわせた。さらに、日枝氏主導の人事の弊害についても「日枝氏とその他の役員とでは、大きな権力格差が存在していた。多かれ少なかれ忖度はあったと思う。1人の人物が長い間、権力を握り続けると必要以上に権力が強くなり、権力におもねる取り巻き、茶坊主が増殖する。結果、権力者には耳に心地よい情報しか入らなくなり、経営判断を誤るときがある」と指摘した。
また、遠藤氏も番組のインタビューで「だんだん日枝が歳を取ってくると、役員や局長候補との歳の差が大きくなるじゃないですか。本当にその人のことをわかっているんだろうかと思いはじめました。この事件の発端になっている人権問題ハラスメント、そういうことを経験している人が上がってしまう(昇進)こともあったので、強烈な違和感はありましたよね」と打ち明けた。












