昨年12月に急逝した歌手で女優の中山美穂さん(享年54)を発掘したビッグアップルの創業者社長、山中則男さん(81)の著書「中山美穂『C』からの物語」(青志社)の出版パーティーで、写真家の鯨井康雄氏が美穂さんの若い頃の作品を見せながら、秘話を語った。

 1980年代前半に駆け出しカメラマンだった鯨井氏が、初めて撮影した大型新人アイドルが中山美穂さんだった。

「原宿の歩行者天国に竹の子族がはやっていた頃、美少女のスナップをライターと撮りに行きました。歩道橋から見下ろすと100メートル先に、スポットライトがかかったように輝いている美少女がいました。マフラーの巻き方もおしゃれで、洗練されていました」

 その少女が、まだデビュー前の美穂さんだった。映画「ビー・バップ・ハイスクール」に美穂さんが出演すると、撮影の合間に雑誌「ベストカメラ」、その後はファッション誌「チェックメイト」と撮影を重ねた。

 鯨井氏は「オーラと眼力は最初からありましたが、売れるにつれ強くなりました。私にとって生涯感謝し続けている存在です。中山美穂さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」と語った。