King Gnu「Prayer X」
2018年にアニメ化された、吉田秋生原作の「BANANA FISH」。原作漫画の連載が終了したのは1994年。実に20年以上の時を経てのアニメ化という“待望の”どころではない注目を集めた。
その第2~13話でエンディングを飾ったのが、King Gnu「Prayer X」。King Gnuとしては、これが初のCDシングルだった。
King Gnuというバンドを初めて知ったのもこの「BANANA FISH」。第2話で最初に流れた瞬間に、何かものすごい完成度の高さに圧倒させられたのを覚えている。井口理の感情を揺さぶられる歌声、派手さはないものの練りに練られたアレンジ、そして今さら言うまでもないが卓越した演奏力。それまで全く知らなかったバンドだけに、衝撃度も半端ではなかった。
曲名やジャケットのイラストからも分かるように、歌詞のテーマは“祈り”。それがアニメの登場キャラクターたちの心情とも深く結び付き、エンディングで流れるたびに「BANANA FISH」という作品をより深く印象付けてくれた。
ところでこの曲、今となってはファンでなくても広く認知されていると思うが、意外だったのは当時のオリコン最高位が31位止まりだったこと。その後のリリースではCDシングルも配信シングルもすべてトップ5内にランクインする大ヒットばかりなので、「Prayer X」ももっとヒットしていたような気になっていた。同じくアニソン(「劇場版 呪術廻戦0」の主題歌)だった両A面シングル「一途/逆夢」などは堂々のオリコン1位である。でもやっぱり個人的に受けた衝撃は、この「Prayer X」の方が上かもしれない。












