俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の第20回「寝惚けて候」が25日、放送され、SNSではお菓子の「シガール」の名前が飛び交った。

 蔦重(横浜)は大田南畝(桐谷健太)が書いた黄表紙の評判記「菊寿草」で自身が取り組んだ「見徳一炊夢」と耕書堂が高く評価されたことで、須原屋(里見浩太朗)とともに南畝を訪ねる。その際に南畝から、江戸で人気の狂歌の会への誘いを受ける。その面白さに気付いた蔦重は、のちに狂歌本のブームを作り出す。

 蔦重が御礼を兼ねて南畝宅を訪れると、障子の向こうから南畝は「くれよくれ 金はおくれよ ホーホケキョ くれ竹の 世の人並みに松立てて 破れ障子に 春は来にけり」と詠んで蔦重らを出迎えた。

 南畝と相対した蔦重は「御母上様と御新造様はお出かけで」と言いながらお土産を差し出した。南畝が「それにつけても、この折にお尋ねとは、めでていこって」と言うと、蔦重は「何が、めでてえのですか」と聞き返す。南畝は「おかげでこの煎餅は俺の独り占めだ」と、蔦重からのお土産の煎餅をおいしそうにほおばった。

 南畝がおいしそうに食べた煎餅が、細長く巻かれた焼き菓子のようなものだったことから、視聴者はSNSで「ヨックモックのシガールみたい」と話題に。「シガール」とは、バターをふんだんに使った生地を焼き上げ、ロール状に巻いたクッキーで、現代ではお土産の定番商品にもなっている。さらに「シガールが無性に食べたくなった」「シガールみたいなお菓子 江戸時代からあったの?」「江戸のシガール」と盛り上がった。

 南畝が煎餅を食べる直前に、お菓子の箱がアップになり、その包装紙に「竹村伊勢」と書かれてあったことから「『シガール?!』って言われてるお菓子は『吉原名物、竹村伊勢の巻き煎餅』だと思う」との書き込みも。「竹村伊勢」というのは吉原にあった有名なお菓子屋で「巻き煎餅」は贈答用のお菓子の一つといわれている。