タレントの指原莉乃(32)がプロデュースする女性アイドルグループ「≠ME」(ノットイコールミー、通称ノイミー)が29日、埼玉・越谷市のイオンレイクタウンで開催予定だったシングル発売記念イベントが中止に追い込まれた。一部来場者による暴力騒動が起き、警察ざたになったためだ。アイドルのイベントで騒動を起こす集団「荒らし」「〝厄介(やっかい)」が〝犯行予告〟をしていたと指摘されている。

 ノイミーがこの日、開催予定だったのは10枚目で両A面シングル「モブノデレラ/神様の言うとーり!」発売記念イベントだった。

 現場や運営関係者らへの取材によれば、CDを発売していたテントに20人あまりが一気に押し寄せ、数百枚のイベント参加券を強奪して逃走。目撃者によると、テントは大きく左右に揺れ、怒号や悲鳴が上がった。

 運営関係者は「テント外などで怒鳴り合うなどのトラブルが同時多発的に発生。スタッフがその対応に追われた」と説明。これとほぼ同時にテント内でイベント参加券強奪が起き、「奪った際などに暴力を加え、会場スタッフが軽傷を負った」という。

 テント内でイベント参加券を奪った集団、テント外でトラブルを起こした集団はともに逃走した。両者がグルになって示し合わせ、意図的に運営サイドを混乱させようとした場合、集団は総勢20人以上と考えられている。この集団はノイミーのファンではない。警察も出動したが、動機は明らかになっておらず、検挙はされていない。

被害に遭った≠ME
被害に遭った≠ME

 ノイミーの公式サイトは、会場スタッフへの暴力行為により、警察、会場サイド、レーベル会社と協議してイベントを中止したと発表。すでに多くのファンが集まっていたが、開始2時間前の中止だった。

 暴力行為の当事者については「警察に情報提供を行い今後弊社グループのすべてのイベントへの参加をお断りさせていただきます。このような行為があった場合は刑事、民事により徹底対応いたします」と強調。前出運営関係者も「許されない行為で警察に細かく状況を伝え、今後、防犯カメラなども調べる予定と聞いている。こちらも再発防止に向けて全力を尽くす」と語気を強めた。

 ノイミーは2019年に結成。今年2月にはさいたまスーパーアリーナで過去最大規模の公演を開催したばかりだ。今回の新曲のミュージックビデオが公式ユーチューブで公開されると発売前にもかかわらず400万回超再生され、さらなる飛躍が期待されていた。

 運営サイドやファンは、暴力騒動前にSNS上で〝犯行予告〟と思われる投稿が拡散されたことを確認していた。

「アイドル界隈ではファンではなく、騒動などを起こして楽しむ『荒らし』『厄介』と呼ばれるトラブル集団がいる。なぜかさまざまなグループのイベント会場で最前列付近を占拠。不正に入手したイベント参加券を転売しているのではとも指摘されている。その一味と思われる人物が今回の暴力騒動前日、〝犯行〟を匂わせる文章を投稿したことが注目されている。騒動後はアカウントを非公開にした」(アイドル誌編集者)

 イベント中止を受け、ノイミーのリーダーの蟹沢萌子(25)はX(旧ツイッター)で「やるせない気持ちでいっぱいです」と無念さをにじませ、「願わくば、また、私達の思いやパフォーマンスをお届けさせてください 大好きな皆さんに会える日を楽しみにしています」とファンに呼びかけた。