劇場公演の最多出演記録を持ち「シアターの女神」と呼ばれたAKB48の村山彩希(27)が、6月15日をもってアイドルとしての約14年間のアイドル人生を終える。5月6日には東京ガーデンシアターで卒業コンサートを控える村山が、12月8日に20周年を迎えるグループ、そしてAKB48劇場への思いを明かした。
――卒コンは昼夜2部構成で開催する
村山 夜は自分の歴史をたどったセットリストで、昼は改めてAKB48劇場の良さを伝えるセットリストにしています。やっぱり私がグループに残せるものはAKB48劇場への愛だと思う。
――2020年に史上初の劇場公演出演数1000回を達成し、誰よりも劇場のステージに立ってきた。劇場の良さとは
村山 ファンの方との親近感が湧く距離感です。選抜メンバーが歌番組などに出ていても、劇場に行けばステージに立っている。私たちが一人ひとりの顔を見ていることはファンの方にも伝わる。あの空間が私は好きです。
――活動の中で思い出に残る出来事は
村山 劇場公演数1000回を達成したときはAKBの歴史に名を刻めたかなと思えた瞬間でした。卒業ソロ曲やMVも作っていただけたことも驚きですし…卒業コンサートが終わったら燃え尽きて死ぬんじゃないかなと思ってます(笑い)。
――「シアターの女神」という肩書は
村山 謙遜でしかないです。最初はそんなことないよって思ってましたけど、自分のキャラクターを説明しやすくなりましたし、今は自信を持てるようにもなったかも。劇場は自分を一番成長させてくれた場所です。
――AKB48は今年20周年を迎える。後輩たちに期待することは
村山 楽しく仲良くというのは、引き継いでいってほしい。その上で、20年の歴史を知ってほしい。自分から知ろうとする積極性は大事にしてほしいし、先輩の背中を見ることは意識してほしいです。
――AKBから劇場がなくなる日が来たら…
村山 それはダメですね。ファンの方にさみしい思いをさせるし、ファンも離れてしまうんじゃないですか。
――村山さんの考える劇場の理想のあり方は
村山 250人のキャパを埋めることが一番大事ですかね。私は定員割れを経験しているし、劇場ロビーでファンをお見送りしていたとき、誰も自分のところに来なかったこともあった。自分のファンの方がどれだけいるのか、大切にする気持ちも芽生えます。歌って踊ってMCもできるので、鍛えられる場にもなりますから。
――改めて劇場のアピールを
村山 世の中の方全員に劇場に来てほしいと思います! 新しい扉が開けた感じが絶対に劇場を見終わった後あると思う。1人の女の子が努力する姿を見てほしいです。
――自身の卒業後は
村山 歌の勉強と作詞作曲にも挑戦したい。AKB48でプロデュース公演もして、生きがいだったところもあるので、自分の思っていることを形にして、誰かに歌ってもらうことも夢です。好きなアイドルさんを集めてフェスも主催してもみたい。芸能活動は続けます。まずは卒業後は“なんでも屋さん”になって、改めて何が向いているのかを知っていきたい。卒業後も劇場に行きたいですし、後輩たちに憧れられる存在になれるよう頑張りたいです。
☆むらやま・ゆいり 1997年6月15日生まれ、神奈川県出身。2011年にAKB48の13期生として加入。18年、51枚目シングル「ジャーバージャ」で初選抜後、中心メンバーとして活躍し、シングル選抜は12回。20年に劇場公演出演数で史上初の1000回を達成した。愛称は「ゆいりー」。













