元フジテレビでフリーアナウンサーの長野智子が4日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。フジテレビ問題の第三者委員会による報告書によって誤報が判明したとして「週刊文春」に謝罪を求めた。

 この日は元TBSアナウンサーで、白鷗大学教授の下村健一氏と同報告書について検証したが、下村氏は「今まで言われてきたことをどんでん返ししている点が1つある。F氏についての記述ががらっと反転している」と指摘した。

 F氏とは報告書で「女性管理職」と表現されている先輩女性アナウンサーで、初期段階から被害女性の対応に追われていた。

 長野が「そうですね。文春報道が間違ってることがよく分かります」とうなずくと、下村氏は「F氏が冷たい反応を取っていたんじゃないかというのが尾ひれがついて、『3大悪の一人』みたいな報道もあった。だけど今回、相当違ったことが書いてある」と主張。

 長野は「私もこのポイントが第三者委員会の報告書の中でも、かなり大きな問題だなと思ってて」と応じ「これは各企業、すべての業界に通じることだと思う。性暴力を受けた方に対して、(F氏は)上司ではあるけども専門性はないわけです。そういう知識のない方を、会社が全部責任を丸投げして、しかも一生懸命Fさんは彼女に向き合ってるんだけども、会社の上司の3人は会社の方針とか全然Fさんに降ろさないんですよね」と嘆いた。

 下村氏が「報告書で『女性というだけでF氏に過重な負担を負わせたことはフジテレビによるF氏の人権の損害と評価される可能性もある』と。つまりF氏は被害者側だと認定してるんですよね。ずっと『悪の権化』と言われていたのに」と分析すると、長野は「本当に文春は謝罪するべきだと思いますし、このポイントが他の問題が多すぎちゃってなかなか報じられないので、このことが伝わりづらいというのはあります」と憤った。

 また、下村氏が「救いだったのは報告書の中にFさんについての週刊誌報道が『謝りである』『納得いかない』という声が社員から多数寄せられた、と書かれている」と指摘すると、長野は「(社員は)わかってますね。私も聞きました」と証言していた。