アルツハイマー病のジーン・ハックマンさん(享年95)が妻ベッツィ・アラカワさん(享年65)の死後1週間生き延びた詳細を専門家が明かした。米メディア「FOXニュース」が8日、報じた。
2月26日、ハックマンさんと妻、愛犬がニューメキシコ州の自宅で亡くなっていたのが発見された。
ハックマンさんは、高血圧性動脈硬化症と心血管疾患で亡くなり、アルツハイマー病が大きな要因となった。ペースメーカーの活動が最後に記録された2月18日ごろに亡くなったとみられる。
ハックマンさんの介護をしていた妻アラカワさんは、ハックマンさんが亡くなる約1週間前に亡くなっていた。ニューメキシコ州保健局は、アラカワさんが2月11日ごろ、動物から人間に感染し、げっ歯類によく見られるハンタウイルス肺症候群で亡くなった確認した。
法医学病理学者マイケル・バーデン博士によると、ハックマンさんは最後の1週間、アラカワさんが亡くなったことに気付いていなかった可能性があるという。
バーデン氏は「ここで起こったことは、ハックマンさんがアラカワさんの死に気づかず、死んでいたことを理解していなかったということだと思います。彼は911に電話する必要があることを理解していませんでした。彼は歩き回っていたようで、台所の流しから水を飲んだり、冷蔵庫から食べ物を取り出したりもしていたようです。おそらく何も調理できなかったでしょうが、空腹であればパンか何かを食べることはできたでしょう」と説明した。
また、FOXニュースの医療担当マーク・シーゲル博士は「もしハックマンさんのアルツハイマー病が重度だったなら、彼は妻が亡くなったことに気づかなかっただろう。もし彼が911に電話することもできず、彼女を診察してもらうこともできず、1週間ただそこに座っていたとしたら、彼はひどく落ち込んでいたか、あるいは彼自身が何らかの形で無力になっていたかのどちらかだ。あるいは彼のアルツハイマー病があまりにも重度で、何が起こっているのかさえ気付かなかったのだ」と指摘した。












