日本テレビは28日、東京・汐留の同局で定例会見を開き、「24時間テレビ」(8月31日~9月1日放送)の募金総額15億1095万1707円のうち半分超がキャッシュレス募金だったと明かした。時代に合った寄付方法だが、当の日テレ内ではキャッシュレス募金について説明を求める声が上がっている。
日テレは「24時間テレビ」募金総額約15億円のうち、キャッシュレス決済での具体的な寄付額は非公表としている。半分超であることは明かしたため、少なくとも8億円超。実生活でも世間にキャッシュレス決済が浸透しており、時代に合ったキャッシュレス募金が功を奏した。
日テレは前日27日、募金総額約15億円は歴代4位の高額だったと発表していた。約15億円のうち、タレントのやす子がランナーを務めて実施されたマラソン児童養護施設募金は約5億円で、一般募金は例年よりやや多い約10億円。昨年には系列の日本海テレビ(鳥取)の元幹部局員による募金着服事件が起きて日テレも批判されたが、逆風をはねのけ、前年の募金総額約8・5億円から倍近い巨額マネーをかき集めた。
ただ、日テレ内ではかねてキャッシュレス募金について説明を求める声が上がっている。
日テレ局員の話。
「『24時間テレビ』ではコロナ禍の2020年放送以降、キャッシュレス募金が導入されています。ただ、これは寄付金全額が募金になるわけではなく、寄付金の一部がキャッシュレス事業者手数料として差し引かれます。この手数料がいくらなのか、20年放送以降、発表されないままで不透明。昨年の着服事件により、募金の透明性がさらに求められているだけに、説明すべきだという声が局内でも出ています」
日テレに、各キャッシュレス事業者の手数料はいくらなのか、手数料を発表しない理由は何か――などと取材したが、同局広報部は「24時間テレビの募金に関しては、リリースしていることが全てです」と27日発表通りとし「皆様からお預かりした寄付金は、キャッシュレス決済事業者の手数料を除き、経費は抜かず全て支援のために使用しています」と回答した。
自社タレントが過去の「24時間テレビ」に出演した、あるマネジャーは今回、キャッシュレス決済で寄付したという。
「『24時間テレビ』側からメールがきて、合言葉5文字を入力すると、やす子さんらが寄付のお礼を言うメッセージ動画が視聴できました。ただ、寄付した人たちはこれより、募金の透明性を求めていると思います」と首をひねった。













