13日放送された日本テレビ系ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」第2話で、今もファンの間で「ロス」が語られるNHK連続テレビ小説「虎に翼」と同様の趣旨のセリフがヒロインから漏れた。

 ドラマは同名の世界的名作小説を原案に、4姉妹がそれぞれの幸せを追う姿を描く。恋愛と結婚に関心のない次女で主人公の脚本家志望・涼(堀田真由)は、幼なじみで文化部記者の律(一ノ瀬颯)から「結婚しない生き方」にこだわる理由を問われ、こう返す。

「そもそも結婚しないことより、することの方がずっーと大きな変化なのに、結婚する人には『何で結婚する生き方にこだわるんですか?』って聞かないじゃん。私には今のままでいることが自然で、恋愛にも結婚にも興味がない。でも、そういう『しない』ことにはいつも、なぜか理由を尋ねられる。そっちの方が不思議だよ」

 結婚する人が多数派であることは涼も否定していない。いわば少数派だけが理由の説明を求められることにへきえきしているのだが、まさに「虎に翼」と重なる。

 同ドラマでは、ヒロイン寅子の学友・轟(戸塚純貴)と親交のある男性から「僕らだけいつも理由を求められる」と同性カップルとしての悩みが語られる場面があった。別のトランス女性は「理由を考えたり、説明したりしなきゃ自分が認められないことがずっと苦しいの」とも。

 涼子はドラマの初回放送でも、「虎に翼」でも見られた「女の幸せは結婚」的価値観と、それを反映した映像作品づくりがすべてであるかのような風潮に敢然と異を唱えていた。

 X(旧ツイッター)には、「トラつば」に通じるセリフが続く同作に共感を示す声や、「涼と違う生き方の女性だってたくさんいる。そこのすり合わせはしようよ」との投稿も。自ら「口は災いの元」と言いながら、勢いで会社をやめてしまった涼がどこまで突っ走るのかが注目される。