ミュージシャンのGACKTが20日「X」(旧ツイッター)を更新。自身のライブで観客の妨害行為に“神対応”した経緯を説明した。
これは3月17日に行われたGACKTのライブ「LAST SONGS 2024 feat.K」で起こった。
ある女性客がステージ上のGACKTに「なんか面白い話をしてください!」「高いチケット代を払ってるんだから」などと話しかけた。あまりに場違いなヤジ紛いの声に会場は静まり返ったが、GACKTは優しい口調で「面白い話をするためにステージに立ってるんじゃないんです。歌を歌いに来てるんです」と答えた。さらにその観客は「GACKTさんってどこ整形してるんですか?」と質問するとGACKTは笑顔で「ボクの整形は心です」と答えた。
この観客はスタッフに外に出る様に促されたというが、この真摯なやり取りが“神対応”と称賛されている。
この対応についてGACKTは「今回のボクの対応はなにも『性格が丸くなったから』じゃないんだよ30年もライブをやってれば、見にきたファンの精神状態が察知・判断できるようになる。今回もその子の声色を聞いた時に、『正常ではない、むしろ何かをやらかす可能性が高い』と判断した。『何か刃物などを持っていて逆上したら?』『周りのファンが傷つけられたりしたら?』 そんな考えが頭を巡った」と咄嗟のリスクマネージメントが働いたことを明かした。
こうした事件が起これば「ツアー中止どころかエンターテイメント業界への大きな悪影響になる」と考えたといい「だからこそ、スタッフが対応するまでの時間、その子を落ち着かせることを最優先し、場の雰囲気を壊さない様に笑いに変えたりとやっていた」と説明した。
さら「まあ、制作・ライブスタッフの対応が遅れたのは残念な話だが。。。」と問題点をあげつつ「後日談だが、自傷行為のアザだらけのその子は他のライブイベントでも大きな問題を起こし警察沙汰になっていた。ライブ会場にあれだけの人が集まれば、おかしな人ってのは少なからず紛れ込む」と明かした。
また、今後のライブ運営について「ボクは大きな事故が起きないとタカを括ったライブ運営は制作者の危機感の無さ、怠慢からくる驕りにしか過ぎないと思う。そもそも日本のライブ会場のほぼ99%はセキュリティチェックなどない。海外とは危機感の意識レベルが違う」と指摘。
続けて「みんなが安心して楽しめる様にエンターテイメントに関わる人たちは最悪の事態を常に想定し、瞬時に対応できるマニュアルを共有すべき。また、1つの事故が業界全体の大きな損失にならない様に情報も共有すべきだというのがボクが思うところ」と安全管理の重要性を訴えた。
その上で「平和ボケした日本のイベント制作サイドの危機感の低さが、このままだと大きな事故を招んじゃないかという懸念を一番感じた。見に来る人たちが安心して楽しむためには、制作サイドの危機感の持ち方を見直す必要があるんじゃないのかな。見に来る人たちの意識の持ち様も当然のことなのだが、そんなことは言うまでもないことだろう」と自身が抱く危機感をつづっている。












