落語家の春風亭一之輔(46)が16日、浅草公会堂(東京・台東区)で行われた「第40回浅草芸能大賞 授賞式」に出席した。

 過去に同賞の新人賞を受賞した一之輔は、今回奨励賞を受賞した。また今年度の新人賞には音曲師の桂小すみ、大賞には寄席紙切りの第一人者であり、今年1月に亡くなった林家正楽さんが選ばれた。

 一之輔は「新人賞をいただいた時の大賞(受賞者)が黒柳徹子さんだったんですけども、去年『徹子の部屋』に出た時に聞いたら全く覚えてなくて。その後思い出されましたけど…」とコメントの冒頭から明かし会場の笑いを誘った。

 その上で「私以上に正楽師匠が大賞を受賞されたのが一番うれしくて」と告白。「賞が決まった時に、上野の鈴本演芸場の前で正楽師匠とお会いしたんですけども。『師匠おめでとうございます、私も奨励賞をいただきました』って言ったら、『うれしいね~! うれしいね~!』って近づいて来まして。そのままハグしまして」と亡き正楽さんとの思い出を振り返った。

 加えて「この賞は大賞をタレントさんや俳優さんが受賞されることが多いんですけど、寄席芸人がワンツースリーで受賞するのは初めてだと思うので、これが本当にうれしい」と同じ舞台に立つ芸人たちが評価されたことへの喜びを告白。「皆さん、寄席芸人はすごいんですよ! ぜひ寄席においでください!」とアピールし、会場からは大きな拍手が寄せられていた。