◇村上遼(31)長崎支部110期
2012年5月の大村でデビューを果たし、12年目を迎える。2015年には最優秀賞新人選手も選ばれるなど、若手のホープとして注目を集めた一方で思うような成績を残せなかった時期もあった。そんなボートレース人生を「波が激しいですね」と振り返る。
2018年後期には初のA1昇格を果たしたが、2020年前期はS事故の影響もありB2降格。なかなか飛躍のきっかけをつかめず、もがき苦しんだ。ようやく結果に結びつき始めたのが2021年。それまで5Vだったのが、この年だけで5V(14優出)とキャリアハイの数字を残した。
「いろんな方と出会い、いろんな話を聞いたりして。足りないものだったり、いろんなことを考えられた年だったかなと。今までの考え方が大きく変わりました」と飛躍の要因を語る。
翌2022年にも4V、さらに2022年後期には初の勝率7点台(7・09)をマークするなどメンタル面の変化が大きく成績を向上させた。
次に期待されるのはもちろん上の舞台での活躍だ。2022年1月の大村69周年(2着)でGⅠ初優出をかざると、同年6月の住之江66周年(6着)、12月の下関68周年(2着)と結果を残した。それでも「戦えているとは思っていないですね。常に戦えられるような地力を付けたい。安定感とか、そういうところで差を感じます」とトップレーサーとの差を痛感している。
2022年7月の尼崎オーシャンカップでSG初出場。これまで3大会に出場しているものの全て予選落ちに終わっている。大舞台も含めて記念戦線での出番も増えてきている。その中で「今はその時、その時の対応力が一番大事だと思っています。もちろん芯があるというのも大事だと思うけど、今までは対応力がなかった。過去の自分があるから、そういう風に思います」と心境の変化を語る。
トップレーサーたちの姿を目に焼き付け、さらに強くなるための変化だと言える。「目標はもちろんSGに行って獲りたいです」とキッパリ。「いいお手本になる方たちと話す機会だったり、近場でも後輩でも、いろんな人とコミュニケーションを取って、自分に足りないところを取り入れていきたい」とさらなるステップアップに余念がない。最高峰の舞台で躍進する日もそう遠くはないだろう。












