吉本新喜劇の元座長の川畑泰史(56)が19日、近畿大学で特別講座「吉本新喜劇 川畑泰史と近大新喜劇を作ろう!!」の講師として教壇に立った。
近大と吉本興業は2016年に包括連携協定を締結し、大阪らしい「おもろい」研究や教育に協力して取り組んでいる。今回、近大の様々な学部から演劇やマスコミに興味を持つ約30人の学生や教員が集まり、川畑の講義に耳を傾けた。
川畑は「吉本新喜劇的 学問のすすめ」と題して講演した。「Mr.オクレさん、すごいんですよ。人間として当たり前のあいさつ『こんにちは』って言うだけで笑いが取れるんですよ」と紹介すると学生から笑いが漏れた。
脚本の作り方から配役、座員同士の人間関係の配慮、笑いを作る方法、稽古・本番で作品をブラッシュアップする方法まで余さず語った。「普通の演劇は半年から1か月ほど稽古しますが、新喜劇の場合は、一日だけです。短い時は2時間半です。なぜなら本番でお客さんの反応を見ながら直していくんです。お笑いの場合、スベると脚本を変えるので稽古が無駄になる」と説明した。
講義を受けた学生は「自分は将来、劇作家になりたくて、川畑さんのお話を聞けてとても勉強になりました」。学校関係者は「プロの方にレクチャーを受けられることは、学生にとって貴重な機会。さらに多くの方に愛されている吉本新喜劇で長くやってこられた川畑さんに来ていただいたことは、学生たちにとって良い刺激になった」と話した。
20日は体験型講義として、学生も演者として参加しながら台本に沿って「近大版新喜劇」を実演する。学生は「気負わず気楽に臨みたい」と意欲を語った。
講義と稽古の指導を終えた川畑は「今日、配布した脚本はNSC(吉本総合芸能学園)で実際にやってたもの。先ほど2チームに立ち稽古をやってもらいましたが、NSCの生徒より上手だった」と太鼓判を押していた。












