脳科学者の茂木健一郎氏(61)が都内で1日、「人生100年時代」という言葉の生みの親、英ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授(68)を迎えた「人生100年時代における幸福感を考える」シンポジウムに参加した。

 幸福学研究の第一人者、慶応大学・前野隆司教授(61)を加え、司会はジャーナリストの国谷裕子(66)。20近い都道府県から聴衆が集まり、50人超のキャンセル待ちが出るほどの講演となった。

 茂木氏は、自著「生きがい」がドイツで一番売れたことを引き合いに出し「ドイツだと(自分は)ロックスターで、(英ミュージシャン)ロッド・スチュワートみたいになってる」と自慢。それをまた英語でも言い直した。

 その後グラットン教授が「今からは『ロッド』と呼んでいいですか? 茂木先生、ロッドですよね」とツッコむと、茂木氏は「(本人から)提訴されるから、言わないで下さい」とジョークで返した。

 何を人生の終わりに残していくのかと聞かれると、茂木氏は「どういう人として覚えといてほしいかな~っていうことが一番レガシー(遺産)なのかな~って思うんですけどね」と回答。岡本太郎は「芸術は爆発だ」、田中角栄は「まぁその~」で没後も記憶されていることを、モノマネも交えて解説した。

 そして「国谷さんはどういう人として覚えといてほしい?」と無茶振り。

「難しいなぁ~」と詰まる国谷に、長くキャスターを務めていたNHK番組名を出し「『クローズアップ現代』のレガシーみたい」と指摘。「世における、凛としたジャーナリズム。凛としたって言葉が一番ピッタリかな~。それを、姿を示した」と例えた。

 国谷は「あ、素晴らしい。ありがとうございます。そうやって記憶されたらうれしいです。ちゃんと(番組インタビュアーとして)質問したっていう…」とまんざらでもない様子だった。

 前野教授が最後、講演を振り返り「茂木さんの面白さってか、破裂的なというか、いろんな方向に行くのが…」と話していると、茂木氏は「なんやねん」とツッコミ。前野教授は「褒めてます。やっぱりユーモアとか笑いも、幸せのために大事ですからね」とフォローした。

 みな60代の4人は講演後、若者の男女のように肩を寄せ合い、自撮り大会していた。