日本テレビ系「24時間テレビ」チャリティー募金の着服問題をめぐり、着服した日本海テレビ(鳥取)の元幹部社員の供述の一端が28日、分かった。日本海テレビの担当者が取材に明かした。

 日本海テレビの経営戦略局長だった田村昌宏氏(53)は2014年以降、「24時間テレビ」のチャリティー募金から計264万6020円を着服した。

 同社担当者は、「14年に着服を始めた当時、『親族から300万円を用立ててほしいと言われていた。そのころまでに精算済みのはずのイベントをめぐる入金があった。着服しても発覚しないと思い、手を出した』と話しています」と回答。14年当時、同社に思わぬ入金があり、田村氏は〝会社にバレない〟と感じ、これを着服したことが一連の不正の発端だったようだ。

 田村氏以外で同社内で着服した社員はいるか確認したところ、「ございません」とした。同氏の〝単独犯〟のようだ。

 田村氏が今回の着服以外で過去に問題を起こしたことがあるかには、「ございません」と否定した。

 日本海テレビは28日、着服の被害を鳥取警察署に届け出ており、前出担当者は「今後の警察の捜査に進展があれば、全面的に協力します」という。

 今後は「24時間テレビ」の募金で着服されることがないよう、再発防止策を打ち出すことが急務だ。これについては「現金の運搬、保管、勘定を外部に委託することを含め検討してまいります」と説明。外部の管理もあり得るとした。