故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所が10月2日に〝仕切り直し〟の記者会見を行う。

 社名変更、藤島ジュリー景子氏が保有する株式の取り扱い、被害者への補償、所属タレントの受け入れ先など、要点は枚挙にいとまがない。

 すべての〝根源〟であるジャニー氏性加害の総括も必要だ。9月7日の会見で東山紀之新社長は「鬼畜の所業」と断罪したが、新たな性加害は続々と報告されている。

 気になるのは「13歳」を一つの目安にしているように映ることだ。

 例えば「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の大島幸広氏や二本樹顕理氏、中村一也氏、そして最近になって当事者の会入りした「Kis―My―Ft2」の元メンバー飯田恭平氏、ほかに橋田康氏らが13歳でジャニー氏に襲われている。

 当時、13歳というのは区切りの年齢だった。今年法改正されるまで、日本の性交同意年齢は男女関係なく13歳だった(現在は16歳)。

 13歳未満の者に対しては性的行為をした時点で即アウトだが、13歳に達していた場合、被害者側が暴行や脅迫があったことを立証しなければならなかった。加害者側、ここでいうジャニー氏が「同意があった」と主張すれば、被害者側がそれを覆す必要があった。しかも今より男性の性被害に疎い時代。「なぜ抵抗しなかったのか」「逃げようと思えば逃げられたのではないか」と追及されることも想定される。

 つまり13歳に達した瞬間、ジャニー氏的には性加害をうやむやにできる可能性が高まるのだ。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書で13~15歳の被害者が多いのも決して無関係ではない。

「当然、性加害常習者は法的なルールを熟知している。ジャニー氏もまたしかり。12歳で入所して1年間何もされず、13歳の誕生日を迎えた瞬間、性加害に遭ったという元ジャニーズJr.もいる。いかにジャニー氏が計画的であるかがわかる」(法曹関係者)

 因果応報。ジャニー氏の〝鬼畜の所業〟への報いが、今になってジャニーズ事務所を飲み込むほどの大波で押し寄せてきている。