ボートレース福岡のSG「第69回ボートレースメモリアル」(優勝賞金4000万円)は27日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の馬場貴也(39=滋賀)が追い詰められながらも執念の逃げ切り快勝。同じく優勝戦1号艇で敗れた7月児島オーシャンカップのリベンジを果たし、自身4つ目のSGタイトルを手に入れた。
予選首位通過→優勝戦1号艇だったオーシャンCとは異なり、上位2人が準優で敗れて巡ってきた絶好枠。巨大なプレッシャーと向き合っていたという。
「児島の時の方が充実していた。今日は不安があって、メンタルがぎりぎりだった。桑原選手の足がいいので、負けるイメージが湧いていて…。オーシャン(羽野直也)に続いて初SG製造機にはなりたくなかった」
不安は的中。1周1Mは原田幸哉が桑原に差し切られた5日目の準優11Rのリプレーを見るようだった。何とか先マイにこぎつけたが、直線を向いたところでわずかに舟が跳ねる。急加速してきた桑原が舳先をかけて並走状態になったが、執念で2Mを先取り。そのまま振り切った。
「直前の雨で難しい状況になった。全く回転が合っていなくて回り過ぎ。1Mで跳ねたのはその分でしょう。(2Mは)差されてもいいから先に回ろうと思った。うねりもあったし、丁寧に回りました。3周2Mまで気が抜けなかった。長かった」と深く息をついた。
前検日の共同会見でオーシャンの敗戦について「強い選手が通る道」と語っていた馬場。不安に打ち勝ち、逆境を跳ね返して優勝を飾ったことは大きな自信となったはずだ。これで獲得賞金も1億円を突破しランキングトップに浮上した。
「昨年調子を落としていた夏場を克服できて、これ以上ない結果を残せた。秋、冬へ向けていい状態で臨める。1位で(グランプリに)行くという目標を明確にしたい。今節でまた自分の弱さや足りない部分が見つかった。もっと強いレーサーになれるように頑張りたい」と気を引き締めた。さらなる高みを目指し、馬場は走り続ける。












